サイトコンセプト 詳細説明(2)
ゲイのロールモデル


 自分の将来を考えるときに、身近な年上の人などを思い起こして、どんな学校に進もうか、どんな職業につこうかと考えたり、あの人みたいな生き方はしたくないと思ったりすることがあると思います。

 このような、将来像を描くときに見本になる人を、『ロールモデル』と言います。 ノンケであれば、ロールモデルが身近に大勢いるため、自分の将来像を思い描きやすくなっています。

 しかし、ゲイの場合、身近に年上のゲイが大勢いる人は多くないため、5年後、10年後の自分がどうなっているか、解らない人が多くいます。 自分の将来が想像できないため、自分を大切にする気持ちを持てずに、自暴自棄な生活を送ってしまうゲイも多くいます。 ゲイの高校中退率や自殺率は、ノンケと比べると数倍高いと実感していますし、HIVの感染者もゲイだけが大幅に増えています。

 このサイトのチャットには、様々なゲイが来ています。 チャットで話をした人や、仲良くなった人をロールモデルにして、自分の明るい将来像を描いてみてください。


☆ 将来像を描けなかった事例

 Cさんは、数年後の自分の生活などが想像できず、ゲイがもてるのは若いうちだけだと思いこんでしまいました。 そのため、もてるうちに思い切り遊んでおこうと思いました。

 具体的には、Bさんは、性欲の赴くまま、不特定の人と多くのセックスをしました。 学校を辞め、スキルが身に付く仕事にもつきませんでした。 少しでもセックスの快感を増すため、ナマでセックスをしたり、クスリを使ってのセックスも良くしました。

 Cさんは、数年間に渡りそういう生活を続けた後で、年を取っても年齢相応に楽しい生活ができることに気づきました。 しかし、学歴や職歴の問題から良い仕事につけないこと、HIVの治療薬の副作用で体調が優れないこと、クスリの後遺症があることなどで、苦労をしています。