美しき褐色ボーイ (1)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時51分
- Number:0204005132 Length:2056 bytes
私は今、常夏の国・タイに、駐在している。
澄んだ青い空、強い太陽、鮮やかな緑の木々、鳥の鳴き声、絶えず吹く乾いた風、…。
この楽園の現地人たちは、体毛の薄い褐色の肌で、スリムな体躯、脚が長く、スタイルが良い。目が大きく、美男美女比は高く、そして、皆、穏やかに微笑んでいる。
そんな中に、何故か、日常的に、レディボーイたちが居る。
街を歩けば、1時間に1人は、レディボーイに、普通に、すれ違う。
女装した格好で、平然と、会社で働いている。例えば、一流デパートの女性化粧品売り場にも、女性たちに混ざり、何人もレディボーイが売り子として存在している。
ごく当たり前のように、社会に存在している、のである。…。
………………………………
私の、タイの行きつけの小さい理髪店は、3人が女性、1人がレディボーイ、だった。
彼だけが、英語を話す。そして私はタイ語を上手く話せない。だから、私の髪を切るのは、いつも彼、になった。
彼は、背が高くて、顔が小さく、大きい黒い瞳、美しい微笑み。長い髪は、金髪に染めていた。時々、大胆な服を着て、滑らかな肌を露出させる、派手なレディボーイ。
何度も通えば、仲良くなる。彼の素直な性格に、私は好意を抱いた。そして、私からも、自分は「同じサイドの男」であることを告げた。彼は、顔を輝かせた。そうやって、髪を切りながら、ポツリポツリとお互いの事を打ち明けて行き、心通わせて行った。
(お互い、恋人が欲しい者同士…)
心が通い合ったその後は…、体を合わせてみるだけ。…。
…
ある金曜日の夕刻、意を決した私は、彼を誘った。私の住むホテルの名と部屋番号を告げた。「店が終わってから…」と、彼は微笑みながら、囁いた。
21:00に理髪店は終わる。
…
21:30、私の部屋のドアがノックされ、食べ物やお酒を手に提げた彼が、やって来た。
真っ赤なミニスカートから褐色の美脚を剥き出しにし、白いブラウスの胸元から黒いブラジャーと小さな胸の谷間を覗かせていた。小さい顔に大きな黒い瞳が、可愛い。
彼を部屋に入れ、カギをかけた。微笑み合い、軽く触れるだけのキスをした。
日本のホテルと違い、部屋の中はとても広い。
ソファに並んで座り、TVをつけっぱなしでロクに見ないで、話しをしながら、タイ料理のお惣菜やビールを、口に運んだ。ビールが無くなると、ウィスキーの水割りに切り替えた。
お腹がふくれ、軽く酔いもまわると、一気に、淫靡な雰囲気になった。
…
(続く)
美しき褐色ボーイ (2)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時52分
- Number:0204005253 Length:2178 bytes
ソファの上の私と彼は、ディープキッスを交わしながら、服を着たまま、抱き合った。
見掛けは女性っぽいが、抱きしめると、とても引き締まった、男の体だ。スカートの上から股間を擦ると、固く大きく勃起させ、大きなテントを張っていた。
唇を離し、先端を濡らしてシミを作ってしまった真っ赤なスカートをめくった。小さな黒いパンティは、勃起した極太の竿がハミ出してしまい、大きな睾丸袋だけを、かろうじて丸く覆っているに過ぎなかった。
二人とも全裸になった。薄い人工乳房は綺麗な形で、褐色の肌は、すべすべしていた。痩身で、手足が細く長く、やはり日本人とは人種が違う。
ソファから立ち上がり、部屋の大きな鏡の前に、立った。
お互いの腰に手をまわし、大きな2本の勃起をそそり起たせた淫乱な姿を、鏡の中に見せあった。背の高さは同じ。私は日本人(決して色白ではない方だが)、彼に比べると圧倒的に白い。褐色の彼は、薄い人工の乳房、小さく派手な顔つき、金髪の長い髪、…。人種も何もかもが違う二人が、しかし二人とも男根を大きく勃起させ、ズル剥けの亀頭を、ビンビンに上向きに反り上がらせていた…。
鏡の中の姿に興奮し、再び抱き合って唇を合わせ、夢中で舌を絡めた。熱く固い勃起を、お互いの腹にこすり合わせ、腹でその2本の太い塊を感じあった。離れると、先走りの透明な液が、お互いの腹の毛を濡らし、糸を引いた。
(しゃぶりたい…)
私は、彼の前に跪いた。褐色の腹筋、黒いジャングル、そそり起つ黒い太い竿、重そうに垂れる丸く立派な睾丸、芳しい香りを昇らせ、先端を透明に濡らした、ピンク色の大きく膨れた亀頭、…。私は口を大きく開けて頬張り、夢中でしゃぶった。私は、至福のフェラ行為に恍惚となり、私自身の股間の勃起も、誤射しそうなほど、興奮していた。
その後、いちゃつきながらシャワーを浴びた。お互いの尻の穴に指を入れあい、ディープキッスを交わした。
そして、ベッドに移り、激しく愛し合った。
攻めるつもりが、攻められた。禁欲生活が長かった若い彼は、溜まりきった肉欲を満たそうと、飢えた野獣の如く、私を組み伏せ、熱い思いを、ぶつけてきた。
紅い爪の褐色の指が、私を攻めた。彼らは、肌は褐色だが、手の平や足の裏はクリーム色。そんな野性的な手が、私の体を、強く愛撫した。ピンク色の舌が、肌を這った。
私も、下から応戦した。
お互いの固い勃起と勃起をぶつけ合いながら、激しく愛し合った。熱い吐息を交わしながら、肌を撫で、筋肉をつかみ合い、しゃぶりあい、歯を立てた。オスの本能を剥き出しにした、男同士の強烈な愛撫に、酔った。
(続く)
美しき褐色ボーイ (3)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時53分
- Number:0204005340 Length:2507 bytes
(欲しい…)
私の開発された肛門は、性交の為の機能にモード・チェンジし、スタンバイ完了、トロマンと化し、男の欲棒に貫かれることを、欲していた。
やがて、彼に促され、私は四つん這いになった。ローションが、私のアヌスに塗り込まれ、そして、コンドームを装着した彼の大きな勃起が、私に入ってきた。(あぁ、男の欲棒に貫かれる快感と幸せ。本物のチンポが私の腸をえぐる…、あぁ、気持ちいい!)
ベッドの上の痴態は、部屋の鏡に全て映る。褐色でスタイル抜群の金髪のレディボーイが、四つん這いになった白肌の私を、犯していた。(何て倒錯したイヤラシイ光景…)
彼の腰が、大きなストロークのピストン運動で、私の尻を叩いて白い肉を震わせ、イヤラシイ音をたてた。私の男根も、後ろから犯される興奮と快感に大きくなって上を向き、彼の獣の動きに合わせて大きく揺れ、私自身の腹を重くタップした。
次いで、上向きになって脚を大きく広げ、彼を受け入れた。ピンク色の大きな亀頭が、私のケツマンに埋め込まれた。(あぁ、犯してくれ! そのイヤらしい勃起で、狂わせてくれ!)彼が本能のまま腰を振り、そのたびに、私の体の中心を脳天まで、快感が突き抜けた。私は、足を彼の腰に回して尻を引き寄せ、もっと快感を貪ろうとした。彼が強靭な腰で突くたびに、自分の白濁液がドロッドロッと尿道から押し出され、その快感に呻いた。
…
凄まじい快楽に、私の頭の中はフッ飛んでしまう。自らがコントロール出来ない、深い快楽の海を、嗚咽と共に、さまよう、…。もう、この世に、これ以上の快楽はない。…。
…
私は、下から彼を見上げた。美しい褐色のレディボーイは、金髪を振り乱しながら、欲棒で私を犯し、性欲本能のまま腰を振っていた。黒いシャドーを塗った大きな瞳は閉じられ、紅い唇は半開きで透明な唾液を垂らしていた。
(あぁ…美しい男、なんて愛おしい…)私は喘ぎながら、彼の頬を撫でた。
彼が眼を開いて、私を見た。そして両手で、私の胸の肉を鷲摑みにした。私の乳首は強く捩じれ、快感が体を突き抜けた。私は喘ぎながら、彼の両肩の肉を掴んだ。
お互いの、恍惚とした瞳を見つめ合い、上体の筋肉をつかみ合い、快楽の熱い吐息を発し合い、本能のまま腰を使った。心も体もひとつになって、男同士の性交に夢中になった。
「 Sorry, Mod … 」
私は快感に悶えながら、彼の名を呼び、詫びた。若い彼よりも早く、イキそうだった。
彼の腰の振りが激しくなった。私は、両足を彼の尻に巻きつけて引き寄せ、彼の体にしがみついた。ぶっ飛ぶような快感に、悦びの咆哮をあげ続けた。(あぁ、イクッ!)
睾丸の奥が爆発するような絶頂、自分の勃起の先端へその絶頂は伝わり、彼の怒張が差し込まれた肛門から背骨を伝わって脳天まで突き抜けた。私は凄まじい波にのけぞった。…。射精したかどうか、わからない…、でも私は、激しく達した、褐色の若いレディボーイの欲棒にケツ穴を犯されるという、倒錯した性の悦びの、絶頂に達し、夢の中に漂う。…。
(続く)
美しき褐色ボーイ (4)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時54分
- Number:0204005426 Length:2419 bytes
果てた後も、私の体の震えは止まらず、下腹部の濡れを感じながら、彼に抱かれ、震え続けた。興奮も治まらず、私の肉棒は硬度を保ったまま、だった。
私から抜いた彼は、私の濡れた亀頭を口に含み、美味しそうに、しゃぶった。(あぁ、感じる…)私の勃起は、さらに膨張し、また暴発しそうにまで、昂った。アヌスを犯され、絶頂に達したばかりだが、ザーメンが未だ多量に体内に残っていて、放出されることを欲しがっていた。
彼は、コンドームを私の勃起に装着した。尻をついて、M字に開脚し、そそり立つ男根を見せつけて、私を誘った。私は、上体を起こし、彼の無毛のアヌスにローションを塗った。彼は上向きに寝て、脚を大きく開き、私を招き入れた。丸くて可愛い睾丸袋、期待に大きく勃起する男根、ローションに濡れた肛門、…、最高の眺め。私は、自分の固い怒張を、彼のケツマンに当てた。彼は、上体は女だが、下半身は男そのもの。細い脚は、柔らかな女性の脚のように見えるが、実は触ると、固い筋肉の脚で、剃ったスネ毛の痕がザラザラしている。私の大好物の、男の恥ずかしい痴態、男の愛しき感触だ。
彼の足を両肩にかつぎ上げ、自分のビンビンの勃起を、彼のケツの穴にゆっくりとねじ込み、完全に根元まで埋め込んだ。私の男根に征服された彼は、歓喜の声をあげて、悶えた。柔らかな尻の感触、固くザラザラした男の足の感触が、気持ちイイ。私は快感のあまり、肩にかついだ彼のスネに頬ずりし、恍惚となった。(あぁーっ、最高!)
快感の声をあげながら、男と男のセックスを夢中で貪りあった。金髪を振り乱し、甘く太い声であえぎながら、私の男根に犯される彼は、悶絶し続けた。私は、そんな彼を、思う存分に視姦し、性欲のまま腰を振った。
固くてゴツイ筋肉の感じ、男っぽい剛毛の感触、…、あぁ、これこそが、野郎同士の性交、男同士の情愛の行為。彼は、私の男根にケツの穴を貫かれ、褐色の体を悶絶させ、抑えきれない雄叫びをあげ続けた。私は、そんな彼を愛おしく思え、その情は私自身の勃起をより大きくさせ、彼のケツに突っ込む腰の動きに深い愛がこもった。
二人とも汗まみれになりながら、本能を貪る男が発する体臭に脳を眩ませた。…。
彼が上になった。仰向けの私の欲棒を、自らのケツマンに呑み込み、大きな勃起をビタビタと重く振り回しながら、腰をくねらせた。自ら小さい乳房を揉んで、悶えた。私も腰を使い、我が分身の亀頭で、彼の腸の中を突いた。
そして彼は…、太く甘い咆哮と共に、絶頂に達した。ケツの穴で私の勃起を締め付けながら、太い男根をビクッビクッと震わせ、大きく膨れた亀頭の割れ目からドクッドクッと濃く白い精液を、私の腹や胸に多量に、熱く飛ばした。
褐色の美しいレディボーイ、私の腹の上で、私の欲棒をケツマンに埋め込んだまま、射精後もまだ勃起を続けながら、恍惚と、紅い唇から涎を垂らし、甘美な夢の中を漂う。…。
(続く)
美しき褐色ボーイ (5)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時55分
- Number:0204005514 Length:2266 bytes
彼と私の「初夜」は、幾度かの睡眠を挟みながら、翌日の正午まで続いた。
[ Don’t disturb ]の札を部屋の外にぶら下げ、カーテンの隙間から陽の光が差し込む暗い密室の中、飢えた男同士、見つめあい、甘く熱い吐息を交わしあい、性交し続けた。
出逢えた悦び、体を交えあえた悦び、…。もう、離れられそうもない、…。
………………………………
私と彼は、恋人同士になった。
しかし、人目があるから、二人で街を歩くことはなかった。
毎日、ホテルの私の部屋で、全裸になって過ごした。
ふたり全裸で、TVを見て、酒を飲み、タバコを煙らせ、濃厚な食事をした。
彼の褐色の美しい裸体、私の白い肌の裸体、それぞれを眺めて発情し、性交を求めた。
お互いの体を、性欲処理に使いあった。好き勝手やりたい放題、変態な欲望を剥き出しに、やりまくった。瞳孔を開きながら性器をしゃぶりあい、本能のままケツを犯しあった。時として熱い射精を口で受け、白い匂いを楽しみ、相手の精液を愛おしく舐め、飲んだ。
男を犯す快感、男にケツを犯される悦び、を、二人で分かちあった。
私は、彼に夢中になった。彼は美しい男。インドの血が1/4混じっていて、顔は小さく、目がとても大きい。スベスベの褐色の肌、引き締まった筋肉、…。彼を見つめると、見惚れてしまい、眼が離れなくなる。
そして、彼のすべてを欲した。彼を、便器に反対向きに座らせて、大便させ、その様子を眺めた。彼の下着の匂いを嗅いで、恍惚となった。大股開きの恥ずかしい格好にさせて、縛った。シャワールームで小便を掛けあって、ふざけた。彼のすべてを求め、私のそんな変態的な要求を、彼は微笑みながら、何の抵抗も無く、悦んで、受け入れた。そのような行為は、恋人同士なら当然だよ…、と。
そして、彼を本格的に愛し始めた。美しい彼を眺めていて、どうしようもない気持ちになり、背後から抱きしめた。熱い想いが込もった愛撫をし、そして、初めて「ナマ」で挿入した。手をダイニングテーブルにつかせて立ったまま、動物の交尾のように、背後から犯した。彼も、大きく勃起させ、悦んだ。…。そして私の想いは、絶頂に達した。私は、大きく勃起を痙攣させながら、彼の腸内に、ドクッドクッと多量に、注ぎ込んだ。…。
そんな想いを込めて「種付け」すると、彼をとても愛おしく感じた。まだ挿入させたまま私が「お前は、俺のものだ」と言うと、彼も「愛している」と応えた。
ついで私は、彼の精液を「ナマ」で受け入れた。正上位で、彼は、勃起をピクピク痙攣させながら、私の体の中に射精した。彼の熱い小爆発を腸の中で感じながら私は、至福の悦びを感じ、彼とディープキッスを交わしながら、愛に満たされ、夢心地となる。…。
(続く)
美しき褐色ボーイ (6)
- by アンヌ at 2月4日(水)00時58分
- Number:0204005819 Length:2395 bytes
人種もタイプも全く異なる男と男、お互い変態の性欲を心身で許しあった。欲情した勃起と勃起を濡れたケツマンとケツマンで受け入れあい、内臓と内臓で愛欲の精液を飲み込みあい、男同士、心身ともに一つとなって、愛しあう仲になった。
しかし私は、同性の恋人を持つ、というのは、初めての体験。
今まで、体だけの関係で終わってしまい、心も許しあった継続した関係を、持ったことが、ない、…。
………………………………
私が彼と同じような年代の頃、私はウリ専ボーイだった。
(別投稿「娼婦のように…」に、この頃の話は書いた。)
今の自分と同じような中年のお客に買われ、若い体を売った。
私を買ったお客さんは常連さんが多く、そして私は、その中の何人かが「好き」だった。でも、想いは告げず、結果、片想いのまま、…。
だから当時の私は、年上の彼らの心の中を測り知れなかった。
…
ウリ専のバイトを辞めた後は、ハッテン場で、その場限りのセックスを続けた。
ハッテンサウナのミックスルーム、湿った敷布団、雄の臭い、暗闇の中の男同士の喘ぎ声、…、若かった私は、そこに居るだけで勃起してしまい、どんな誘いも断らず、一時の性戯に溺れた。深層心理は情愛を求めていたから、年上の男性を好んだ。ガッチリした太目、色白で、毛深い、男臭い、年上の男性、…、そんな男に抱かれるのが好きで、時としてアナルにも受け入れた。逆に、そんな男を犯すのも、大好きだった。大股開きにさせ、勃起や金玉、肛門が丸見えの、恥ずかしい姿にさせ、私の欲棒を突っ込んだ。私の勃起に、ケツの穴を犯された中年男性が、そのムッチリした色白で毛深い体で悶え、先端から透明の雫を漏らしながら喘ぎ、薄い髪の頭に汗を浮かべ、細い目を閉じて、快感に溺れる…、そんな淫靡な姿を視姦して楽しみ、腰を振り、彼らのケツの中で射精した。時としてサウナの個室に誘われ、周囲に邪魔されず思う存分、男同士の性交を堪能した。サウナの屋上、白昼、お互い全裸で、全てを丸見えの状況で、淫らな行為を楽しんだ。
ポルノ映画館、暗い客席に座り、ズボンとパンツを足元まで下げられ、大きな勃起を丸出しにさせられて、しゃぶられ、紳士の口の中に射精した。時として、コンドームの中に射精させられ、私の精液を持ち帰りたい、と言う人もいた。女装した中年男性に、トイレに誘われ、個室の中で、しゃぶりあい、射精した。
情愛を求め、スナックにも行った。深夜のスナックのボックス席で、全裸にさせられ、何人もの年上の男性から攻められ、グラスの中に射精したりもした。
安いヤリ部屋、若いオスの体が欲しいときは、そこへ出掛けた。経験が多い私は、彼らの想像以上の快楽、単なる本能的な性交ではなく、上手く彼らをトコロテンの世界へ導いてあげることも出来た。
…
幾度ものハッテン場での性交。東京の街、隠れ者同士の、密かな、一期一会だ。 …。
(続く)
美しき褐色ボーイ (7)
- by アンヌ at 2月4日(水)01時00分
- Number:0204010003 Length:2034 bytes
ウリ専時代、お客に恋焦がれても、想いを告げられず、年上の彼らの心の中を測り知れなかった。ハッテン場は、恋焦がれる相手にさえも、めぐり逢えなかった
…
そして今、私は、若い褐色ボーイに恋し、彼の心を推し測れない。…。
レディボーイとして、いわゆるカミング・アウトした彼に、金銭的・社会的な上昇志向は、皆無だ。日々食べてゆけるだけの仕事と、恋人が居て、楽しければ、それでいい…。
(彼だけでなく、多くのタイ人は、そんな日暮らし的な人たち…)
「生きる」とは、何なのか? ………
…
私は、ホテルの密室での全裸デートだけでは、物足りなくなっていた。
(彼をもっと知りたい。…。)
………………………………
ある日、ベッドの中で、私は、彼に話した。
「旅行に行こう。人目の気にならない、遠いところへ…」
彼は、顔を輝かせて、喜んだ。
…
私は、強く抱きしめられ、彼の熱烈なキスを受けた。
熱い想いで舌を絡めあっていると、次第に熱は下半身に伝わって、勃起となり、お互い2本の、固さと大きさを腹の間に感じあいながら、濃厚なキスと熱い抱擁を、続けた。
いつもより、より情愛のこもったセックスになった。名を呼び合い、抱き合い、舌を絡めあった。シックスティ・ナインで、お互いの性器を口に含んだ。愛おしい彼の勃起、睾丸袋、柔らかな引き締まった尻、…、彼の竿はガチガチに固く太くなり、亀頭が最高潮に膨れていた。彼は、快感に喘ぎながら、私の勃起をしゃぶり、睾丸袋を口に含んだ。(あぁ、気持ちいい! 彼の口が私の欲棒を奉仕する快感、彼の勃起を口に頬張る幸せ…)
彼は、喘ぎながら、言った。
「 Fuck me … , Please … , Come … into me … 」
私は、彼の褐色の細い脚を、腰に廻した。立派な睾丸袋の下のトロマンに、私は自分の欲棒をねじ込んだ。彼も、勃起した肉棒の先端から透明な粘液を垂れ流しながら、甘い太い声で喘ぎ、悦び、美しい裸身をのけ反らせた。私は腰を振って、私の愛欲の亀頭で彼の腸の中を突き、彼を快楽の彼方へ連れて行く…。
白いシーツの波の上、褐色ボーイが金髪を振り乱して悶絶し、快楽の海をさまよった…。
そして、彼が絶頂の荒波に呑まれる…、無我夢中で私の肩に爪を立て、長い脚を私の腰に巻きつけ、咆哮とともに、のけ反った。大勃起から濃い白濁液をドビュッドビュッと多量に噴出させ、褐色の肌に飛び散った。私も、彼の腸内にドクッドクッと注ぎ込む…。
(続く)
美しき褐色ボーイ (8)
- by アンヌ at 2月4日(水)01時01分
- Number:0204010152 Length:2328 bytes
タイの南西にあるリゾート地。青い海、白い砂浜、緑の椰子の木、…。
日本人の姿など、殆ど見ない。白人観光客が多い。
外で見る彼は、一見、黒人女性の陸上競技アスリートのような見事な風貌だった。
でも結局は、女性には見えない。レディボーイだ。
しかし、我々は周囲の目を気にする必要など、一切なかった。堂々と、恋人同士として、腕を組んで、街を闊歩した。
ゲイのカップルもよく見かける。…。ここは、楽園だった。幸せになれた。
海辺での彼は、引き締まった褐色のボディに、オレンジ色のワンピースのスウィム・スーツ、金髪の長髪…、派手な彼は、周囲の目を惹いた。そして、股間の大きな膨らみは、隠しきれない…。私も、日本では抵抗感がありそうな、股間を強調するスウィミング・トランクスを穿いた。ゲイ・カップルの視線を浴びながら、ふたり砂浜を歩き、海に潜った。泳ぎながら、海で抱き合い、股間を触ってふざけあった。スキューバで、深い海に潜ると、美しい。潮風の吹く海辺のレストランで、ランチをとった。
陽射しが強すぎて、午後まで太陽の下には居られない。部屋に戻って、全裸で過ごした。白いシーツは夜のためにとっておき、虹色のベッドカバーの上で抱き合った。彼は若く、この休日の一週間、毎日何度も射精し続けた。そして、すぐに回復する。
上向きに大きく勃起させる彼を、全裸でソファに座らせ、M字に脚を大きく開かせて、写真を撮った。彼は、紅い唇で笑いながら、オレンジ色の爪で目を覆って、顔を隠した。
午後のルームサーヴィスがケーキを部屋に運んできた時、我々はセックスの最中だった。バスタオルを体に巻きつけた彼がドアで受け取ったが、興奮の勃起は治まっておらず、バスタオルの股間部分を大きく膨らませたまま、受け取った。
私はふざけて、彼の股間の周りにケーキを置き、食べた。彼の勃起した男根を、生クリームとスポンジを含んだ口で、フェラした。
彼がトイレに行く時、微笑みながら「見る?」と言うから、ついて行った。彼は私に見えるよう反対向きに便座に座り、大便を始めた。肛門が開き、チョコレート色のバナナが降りてきた。私は、勃起させながら、その光景を眺めた。終わった彼の肛門に指を入れて掻き回して抜き、その指をしゃぶった。微笑みながら彼は、私の勃起をフェラした。私は、彼の肛門を舐めて、綺麗にした。
午後も遅くなると、少しは外も涼しくなる。
私と彼は、服を着て、外に出て、散歩した。椰子の木に架けられたハンモックで、遅い昼寝をした。鳥の鳴き声を聞きながら、午後の性戯の疲れが出て、すぐに眠ってしまう。…。
目が覚めるのは、いつも私が先。低くなった太陽が、波をキラキラさせる中、別のハンモックに私は歩いた。美しい顔で眠る彼に、見惚れながらも、彼を揺らして起こす。…。
(続く)
美しき褐色ボーイ (9)
- by アンヌ at 2月4日(水)01時03分
- Number:0204010314 Length:1707 bytes
夜は、背中を開けた派手な服に着替えた彼と、夕食に出掛けた。若い彼は、旺盛な食欲を魅せ、ステーキやラム肉、大きな魚介類を、食べた。(愛しい彼と、こうやって一緒に外で食事が出来るなんて…、最高に幸せだ。)
夜の屋台が並ぶ中を、ふたり腕を組んで、歩いた。(もうっ、最高!)
男性ストリップショーを眺めながら、酒を飲んだ。
私は彼に、冗談で聞いた。「ここの男の子、買って、持ち帰ろうか?」
彼は微笑みながら、首を横に振った「 No … 」と。
私は彼に囁いた。「冗談だよ、Mod。君は僕だけのモノ。僕は君を愛している。他の男には渡さない。」 (… 彼が他の男に抱かれるなんて! 彼が私以外の男の勃起で犯されてヨガルなんて!)想像するだけで、嫉妬で気が狂いそうだった。
夜、白いシーツの上で、彼と愛し合う。
綺麗なシーツを、彼はシワクチャにして、乱れる。褐色の美しい体、引き締まった若々しい筋肉、大きな勃起、…、黒い大きな瞳、長い睫毛、紅い唇、長い金髪、小さな耳、…、丸く大きな睾丸袋、可愛いケツマン、柔らかな尻、…、(全部、俺のモノだ!)
彼は「愛している」と、私に言い、私の言うことに従順に従う。
彼の全てを愛する。全てが、愛おしい。全てを口に含み、愛撫する。
私の欲棒を彼の体に埋め込み、彼を征服する。彼も悦んで私を受け入れ、歓喜に狂う。
…
リゾート最後の夜、お互いの精液で腹をベタベタに濡らしながら、抱き合い、舌を絡め、余韻を楽しんでいた。
私は、彼に囁いた。
「君と、永遠に、一緒に居たい。」
彼は、しばらく考えた後、私に囁き返した。
「男しか愛せないレディボーイに、普通の男女のような幸せは、ない。
貴方は、いつかは、日本に帰る。
この幸せは、その時までしか続かない。
それは、わかっている。
今、この瞬間が、最高に幸せ。
それで、いい。」
「…」 私は、彼を、抱きしめた。今、この瞬間の幸せを、抱きしめた。
………
約1週間の、南国リゾートでの、ふたりの旅行は、あっという間に、終わった。
(続く)
美しき褐色ボーイ (10)
- by アンヌ at 2月4日(水)01時04分
- Number:0204010400 Length:2223 bytes
都会に戻ってからも、ホテルの密室だけでは物足りず、タクシーで郊外まで出掛け、誰も来ないようなレストランで、食事をした。また、逆に、街のど真ん中で、日本人もこないようなエリアの、高層ビル最上階のレストランで、食事をした。
旅行を終え、より一層深まったふたりの幸せを、楽しんでいた。
…
そして…、別れは、突然、やってきた。
あの夜が最後になるとは、思ってもいなかった…。
お洒落な彼は、黒いストッキングを穿いて、私の部屋に来た。私は、彼を一度全裸にさせ、黒いストッキングだけ、穿かせた。男性器が透けて見えて、イヤラシイ眺めだった。彼も興奮して勃起させ、黒いテントを張り、大きな太い支柱の先を、白く濡らした。私は、黒いストキングの上から、彼の勃起をフェラした。お互い我慢できなくなり、私は、彼をベッドに上向きに寝かせ、尻の部分だけストッキングをめくり、ローションを塗って、私の欲棒をねじ込んだ。彼も喘ぎ、乱れた。ストッキングが邪魔になって脱ぎ捨て、本格的ファックに突入した。彼は、狂いに狂った。私は、彼の男らしい美脚にズリズリと頬ずりしながら、快感に恍惚となり、我が愛欲の亀頭で、彼の腸内の急所をえぐり続けた。
そして彼は、甘く太い咆哮をあげながら、美しい褐色の裸体をのけ反らせて、絶頂に達した。黒い瞳は白目を剥き、紅い唇からは透明な涎を垂らし、金髪を振り乱した。黒く太い勃起の、大きく膨れたピンク色の亀頭から、多量の白い精液をドビュドビュ飛ばした。私は、痙攣する彼の熱い勃起を、優しく手で扱き、最後の一滴まで絞り出そうとした。彼のケツマンも痙攣し、私の欲棒を締めつけた。
私も、イキそう…だった。彼の射精したての精液を、手ですくい、匂いを楽しんで、愛おしく舐め、彼から抜いて、彼の精液を私の勃起に塗り、しごいた。ヌルヌルと気持ちいい。そして、彼の、引き締まった褐色の腹に、私も射精した。勢いよく、多量の精液を、ドビッドビッと扱き出した。彼の腹は、彼自身の精液と私の精液とで、ベトベトになった。
そのまま、抱き合って、眠りについた。
…
深夜、フッと、目が覚めた。
彼も目を覚ましていて、大きな黒い瞳で、私をじっと見ていた。目が潤んでいた。
「どうした? Mod ?」
彼は、言った。
「田舎に帰る。父親が病気。家族に男は自分しか居ない。父親が死んだら、男は自分だけ。レディボーイは止めなくてはならない。本当の男に戻らねばならない。田舎に帰ったら、貴方とはお別れになる。アリガトウとサヨナラを言わなくてはいけない。」
彼はそう言って、瞼を閉じた。
冗談だろうと思った。微笑んだだけで、そのまま目を閉じ、再び眠りに落ちた。
…
(続く)
美しき褐色ボーイ (終)
- by アンヌ at 2月4日(水)02時36分
- Number:0204010513 Length:1459 bytes
翌朝、シャワーを浴び、身支度をした彼は、部屋を出てゆく。
「アリガトウ サヨナラ」と彼は日本語で言い、私に抱きついた。
私も出社の支度をしていた。昨夜の話は、この時、頭に無く、
「今晩は、○○に食事に行こうな」などと、言った。
彼は、微笑み、首を横に振り、「グッド・バイ」と寂しそうに言い、部屋を出て行った。
…
出社する車の中で、彼から、携帯電話のメールを受けた。
「貴方は、最愛の男性。一生、忘れない。」 私は、返信しなかった…。
その夜、彼は、来なかった。
…
そして、理髪店からも、姿を消した。…。何処にも、居ない…。
突然の、別れ、に、なった。
………………………………
彼と愛し合って、1年弱。
私にとって、彼以上の男など、居なかった。心身ともに最高に合致する相手。
そして恐らく、以後も、無いのではないか?
彼と別れて、彼以外の男を抱く気にはなれない。
彼を思い出し、彼の居なくなった部屋に一人、私は手淫に耽る。
「 Mod … 」
彼の名を呼びながら、目を閉じ、勃起をしごく。
アヌスに指を這わせ、ローションを塗ったバイブを埋め込み、乳首を愛撫して、ヨガル。
「あぁ、Mod … 」
そして、私は、自淫で達する。自分の精液を、自分の腹に撒き散らす。
…
私の最愛の男、美しき褐色のレディボーイ、Mod ,
恐らく、長い金髪は切ってしまい、ごく僅かだった豊胸も解いたのであろう。
私が愛した美貌のModは、もうこの世に居ないのかも知れない。
でも、私は、貴方の美しさのみならず、その心が好きだった。
素直で、明るくて、茶目っ気があって、…。
どんな姿に生まれ変わろうとも、私は貴方にもう一度会い、そして、愛し合いたい。…。
私は、貴方を、…、永遠に愛す。
(終)