H体験?談 過去ログ(L-97)
F.Legnaさんの体験?談 (生徒はまずいだろ)


生徒はまずいだろ(1)

  • by F.Legna at 4月3日(日)22時21分
  • Number:0403222124 Length:3565 bytes

俺は当時学習塾講師25歳…奴の名前は翔太。高校2年生でサッカー部。父親は早くに亡くし…母子家庭である。

家に帰ってもつまらないというワケの分からない理由で、ほぼ毎日塾に来ては…一人最後まで残って、俺と話をして帰ることが多かった。他学年の授業中でも空いている席に座り、学校の宿題だのをしている。休み時間には中学生からチョコをもらったりして、コミュニケーションを上手にとっていた。よくもまあ、毎日来るもんだと呆れもしたが…少なくとも、奴は俺に好意を持っているのは感じ取れていた。そう、好意である。それ以上でも以下でもないと思っていた。

ヤンチャな性格。ガッシリした体格と言うよりも、程よく筋肉がついた引き締まった身体である。首が長いせいもあるのだろう、ロン毛も嫌味にならない。女子生徒からはもちろん、男子生徒からもウケが良い…いわゆるイケメンである。
シャツ一枚で胸元を大きく広げる着方をするもので、乳首が見え隠れすると…申し訳ないが、授業中でも何度か勃起をしてしまいそうになる。生徒だからこそ我慢をしていたつもりだが、今から思えば…奴は恐らく…俺のそんな雰囲気を察知していたに違いない。

もうすぐ夏休みに入ろうかと言うある日のこと。いつものように授業が終わり…いつものように一人残っていた翔太とも話をして、そろそろ帰宅する時間になった。部屋の電気を消す。奴に外へ出るよう促すと、俺はもう一度戸締りを確認した。

部屋の中は真っ暗。外に出ているはずの翔太は、まだ机に座って携帯を開いて何やらしているらしい。…携帯から薄明るい光が漏れている。

「お〜い…翔太?帰るぞ?」
「ねぇ、先生…これ見て?」

仕方なく、もう一度電気をつけようとすると

「あ…いいよ先生。すぐ帰るから。ね、これ見て!」

暗闇の中で、翔太の隣に座る。何やらどこかのサイトの掲示板に寄せられた書き込みだったのだが、他愛のない内容である。ただ、奴が何を面白がっているのかを把握するのに時間がかかる。

「ね?結構面白くね?」

翔太と俺は、小さな携帯の画面を覗き込む格好になった。奴はぴったり身体を近づけている。膝はくっつき、奴の胸板が俺の右腕に触れそうなくらいまで接近している。部活帰りで…酸っぱい汗の臭いと、安物であろう消臭スプレーの香りとが混ざり合って鼻をくすぐる。…正直ドキドキした。

「なるほどね。」

冷静さを装い…あまり言葉も交わさず、俺は携帯の画面を眺める。…いや眺めるふりをした。

…妙な沈黙が続く。

すると、翔太の顔が…すーっと俺の肩に近づいてくる。まるで電車かバスで、隣の席の人間が眠りに落ちて…頭がもたれかかって来るかのような速度。何とも妙な雰囲気であったので、我慢できずに沈黙を破ってしまった。

「なるほど。」

翔太はビクっとしたように身体を起こす。

「お前、何やってんだ?眠いんじゃないの?」

携帯を閉じようとすると

「あ〜ぁ、先生この次が面白いんだから!ちょっと待ってよ!!」

翔太は、左腕を俺の座っているイスに回し、携帯を持つ俺の手に、右手を添えてきた。正直、俺のチンコはビンビン…痛いくらいだ。いくら携帯の薄明かりだとは言え、こんなところを見られたら何を言われるか分からない。

「おい…翔太…こんなとこ見られたら付き合ってると思われるぞ?」
「先生、エロぉ〜。」

なお…その体勢を崩そうとしない。悪い気は…しない。俺は翔太が好きだ。八重歯が可愛い…右に小首を傾げ、俺を覗き込むようにして、いたずらっぽく笑う。一体これは何なんだろう。アピール?…いやいや、ただ単純にからかっているだけで、俺が何かしようものならドン引きされるに決まっている。それにしても「エロぉ〜」はないだろう。…ま、「キモぉ〜」よりはましか。

「あのさ〜先生。」
「あぁ?」
「今度の土曜日さぁ、おかん親戚のとこ行っちゃっていないんだ…。」
「ん…で?」
「先生んち、泊まりで遊びに行っても良い?」

断る理由などない。…が、しかし…こいつに手を出さない自信もない。まさしく蛇の生殺しである。

「そりゃ構わんけど…エッチなことしないでね?」
「だから先生、エロいってば。」

お互いに吹き出して、その場の妙な雰囲気は解消された。…だけど翔太の妙なアクションに、期待や不安が複雑に絡み合って…気疲れしたまま当日を迎えることになる。


生徒はまずいだろ(2)

  • by F.Legna at 4月4日(月)08時32分
  • Number:0404082742 Length:3966 bytes

「一体俺は何をしとるんだか…。」

翔太が泊まりに来るってだけで、何でこんなに忙しくなるのだろう。部屋の片付けから、トイレの掃除、ゲイDVDの隠滅、挙句の果てにはチンコを一生懸命洗っている。そのときに出た一言である。まるで彼女を迎え入れるような心境である。先日の…奴の妙なアクションのために、余計な気苦労が増えた。それは間違いない。そして奴が到着した。

白いタンクトッブにベージュのハーフパンツという出で立ち。シンプルといえばシンプルだが…露出の多すぎはあかんだろう。翔太は着痩せするタイプだったのだと…このとき気づいた。厚い胸板である。腕も嫌味がなく筋肉がつき、しっとりと汗ばんでいる。暑い屋外から、急にクーラーが効いた部屋に入ったせいだろうか…乳首が硬くなっているのがタンクトップの上から見て分かる。俺はジャージだった。勃起したら丸分かりだ…やばい。

「ねぇ、先生?入っていいんでしょ?」
「あぁ?」
「ぃや、だから…おじゃましますってば。」
「あぁ…はいはい。」

前屈みの妙な体勢で翔太を迎え入れると、これからどうなってしまうのだろうかと不安になった。俺がこんなに緊張しているのに、奴は屁でもない顔をしている。クーラーは苦手とのことで、網戸にベープマットという古典的な過ごし方。CDを聴き、雑誌を読み…話をしているうちに日が暮れた。開けっ払っておくと風が抜けるとは言え、お互いに汗ばんでいる。必然的に軽くシャワーでも浴びてから寝るかという話になった。

「おい、翔太ぁ?俺、ちょっとシャワーしてくるから…お前も浴びろ?」
「え〜?一緒に入るの恥ずいんだけど。」
「ば〜か。後から入れっつってんの!あっちこっち余計なとこ見るなよ?」

翔太は、相変わらずいたずらっぽく笑っている。
シャワーを浴びている最中も…俺のチンコはビンビンだった。我慢汁で濡れていた。いっそのこと、ここでオナって抜いてしまおうかとも考えたが…それももったいない。もったいない?俺は一体何を期待してるのだろうか。
部屋に戻ると翔太はパソコンの前に座って何やら見ていた。これから着替えるであろう服も用意されていた。

「おい、いいぞ〜。入って来い。」
「は〜ぃ。んじゃお借りしまぁ〜す。覗かないでね?」
「お前…いい加減にしろ。早く行ってこいや。」
「ほ〜ぃ。」

シャワーの音を聞きながら、缶ビールを開ける。一度ベッドに腰を下ろしたものの、翔太がパソコンで何を見ていたのかが気になった。一瞬…イヤな予感が走る。設定されていたお気に入りの中に、ゲイに関する動画や何かがあったことに気がついたのである。慌てて履歴を見た。

「あいたたたた…。」

見事に履歴が更新されている。翔太に見られてしまったのだ。ここで俺は開き直ってしまった。翔太の一連の行動を、俺にとって都合の良いものと仮定しても筋が通る。何よりも、あのサイトを見ても奴の様子に何の違和感もない。むしろ、行動や発言が大胆になっている。一度来たTシャツを脱ぎ、上半身裸になった。ベッドに座り、壁にもたれ掛る様にして…膝を投げ出し、ビールに口をつけた。部屋の明かりも間接照明1つになっている。
部屋に戻った翔太は、一瞬「おや?」っという顔をしたが、再びいたずらっぽく笑みをうかべている。奴も上半身裸で、ソフトな生地のハーフパンツに着替えていた。

首にはブルーのタオルが下がっている。いつ着けたのか、シルバーのネックレス。厚い胸板、嫌味なく割れた腹筋。腰もいい具合にくびれている。細すぎず、太すぎず。遊びなれていない乳首は肌色に近い。タオルで髪を無造作に拭きながら、翔太は言った。

「へぇ〜。良い感じだね。カッコイイ。」
「だろ?こういう間接照明にしておくと、結構リラックスできるしな。」
「…違うよ。先生だよ。」
「はぁ?ま、礼だけ言っておくけど何も出ないぞ。」
「あ?先生ズルッ!ビール飲んでるし。」

そう言うと、翔太は俺の隣に飛び乗って、ビールを奪い、グイっと一口飲み込んだ。

「おい!バカ!やめろ!未成年だろうが!!」
「うぇ…マズぅ。んまくねぇ〜。」

そう言いながらも缶ビールを右手で遠くに突き放し、俺に返そうとしない。

「だから言ったろうが!おら、返せ。」
「イヤだね〜!」

俺は翔太の首の後ろから右手を回し、ビールを取り返そうとした。左手で奴のわき腹をつついてやった。

「…あ…ちょっ…くすぐったい〜。ビールこぼれるってぇ!」

そう言うと、ベッドの側に置いてあるラックの上にポンと置き、息を切らせながら…更に小悪魔のような笑みを浮かべている。…挑発している…間違いない。ふと目をやると、翔太は明らかに勃起している。ソフトな生地のハーフパンツ…はっきりとテントが張っている。俺が見ていることに気がついた奴は真っ赤になった。でも、挑戦的な小悪魔の笑みは消えていない。


生徒はまずいだろ(3)

  • by F.Legna at 4月4日(月)23時51分
  • Number:0404234207 Length:3148 bytes

右手は翔太の肩にかかったまま。左手は太ももに置かれたまま。…もう理性もクソもない。

「お前…チンコ起ってんじゃね?ビール返さなきゃ、チンコ触るぞ?おら!返せ!!」
「別にいいし!…先生だって勃起してんじゃん!お互い様だし!!」
「よぉ〜し…そう来たかぁ。」

俺は立ち上がって、翔太と壁の間に滑り込んで座る。俺が大きく股を広げ…その空間に奴の身体が納まっている。後ろから抱きしめるような格好。ゆっくりと奴の身体をこちらに引き寄せる。汗ばんだ俺の胸に、こちらも汗ばんだ奴の背中がくっつく。両腕で抱きしめ…奴の右耳に、わざと熱い息を吐きながら話しかける。

「エッチな声出したらお前のマケだからな?そしたらビール…か・え・せ・よ?」
「うわうわ…う…う〜。」

翔太はビクビク…ガクガク身体を震わせる。身をよじるが…俺から離れようとはしない。

「なんだそれぇ〜。」

翔太はいたずらっぽく笑いながら、俺の方に振り向いた。俺は奴の右耳に接近して話しかけていたので、振り向きざまにキスをしてしまった。俺は…さすがにヤバイと思って、言葉を探す。恐らく目は泳いでいたに違いない。弱ったなぁと困惑しながら翔太を見つめなおした。奴は例によって、小首を傾げながら、いたずらっぽく笑って俺を覗き込む。そしてその視線は俺の唇に移り…奴の半開きの柔らかそうな唇が、ゆっくりと…近づいて…。

「お〜っと!その手には乗らない!」

そう言って俺は両手で翔太の頬を挟みこみ、前を向かせる。このまま翔太のペースに乗るワケにはいかない。

「ぶぅ〜〜。仕方ない!ゲーム開始ぃ〜〜!!」
「フフ…エッチな声を出したら罰ゲームだかんな?」

俺は抱きかかえていた両腕を離し…翔太の腹筋に添えた。そしてゆっくりと乳首を探すように撫で上げていく。奴はグイっと身体をのけ反らせたが呼吸を止めている。俺の両手のひらに乳首の感触があった。ゆっくりと撫で回した。すると、乳首がムクムクと大きくなる感触。このとき気が付いたのだが、奴の乳首の先は可愛らしく尖がっている。舐めてみたい衝動にかられたが…もうここまでくればあせる必要はない。
いったん手を離し、今度は両乳首の外側から大きく円を描くように人差し指の爪を動かす。グルグルと乳首に向かって…くすぐるように。人差し指が乳輪までたどり着くと、また翔太の呼吸が止まる。

「翔太ぁ?乳首コリコリして欲しい?」
「先生…すっごいエロ過ぎ。」

身構えている翔太だったが、人差し指は…そこから逆戻りしながら、乳首から離れていく。そしてまた…乳首に向かって…。

「ヴ〜…先生…卑怯だぞ。じらしてんだろ…」

また人差し指が乳輪までたどり着く。そしてまた反転…。翔太がふぅ〜と息を吐いて文句を言い出したと同時に、フェイントをかけ…勢いよく乳首をコリコリと刺激した。

「せぇんせ…ん…ぁは…はぁぁ…あっ…んっ。」

翔太は左腕を俺の頭に回し、右手で俺の太ももをぎゅっとつかみ…悶えている。声を出すまいと、俺の首筋に顔を埋め…熱い吐息。俺は自分の顔で、奴の顔を引き離し、耳元で攻撃する。敢えて熱い息を吐きかけながら…まだ乳首を刺激しながら…。

「翔太ぁ?今の声はエッチな声だと判定してよろしいでしょうかぁ?」
「ん〜っ…はぁぁ…ちが・うもん…ダメ…卑怯だ…あっ。」
「そうっすか…残念。じゃぁ…ご希望通りチンコ攻撃してあげるよ。」

乳首への攻撃をやめると、翔太はキッと俺を睨み付ける。ふんっと小さくふてくされると、体勢を立て直し…俺に寄りかかる。両手を俺の太ももに置き、優しく撫でている。長い首筋から汗がしたたり落ちて、シルバーのネックレスに吸い取られていく。翔太はハーフパンツの上からチンコの位置を直し…準備万端といった感じで、俺の太ももをパンパンと叩く。呆れて笑ってしまった。マジで可愛い。


生徒はまずいだろ(4)

  • by F.Legna at 4月5日(火)09時04分
  • Number:0405090201 Length:3695 bytes

翔太の股間に手を伸ばす。ゆっくりと…そして優しく。奴のチンコの形を見極めるように、人差し指と親指をスライドさせた。

「先生…最初に言っとくけどさ、俺さ、そんなに大きくないから。」

いつになく息が荒く、早口である。緊張しているのか…。俺は返事もせず、愛撫を続けた。右手で優しく包み込み、根元から亀頭に向かって…上下に摩る。爪を立て、カリカリと刺激した。確かに大きくないが…硬い…ギンギンである。亀頭をパンツの生地で擦りあげるように刺激を与えた。違和感があった。生地はヌルリとした感触で移動する。恐らく我慢汁でベトベトになっているに違いない。
翔太は黙っている。息が荒い。ときどき腰を引くようにして身悶えている。

「直接触っていいか?パンツ…ベトベトだし。」

返事はないが、小さくうなづいた。いつもの翔太じゃない、えらく緊張しているようだ。…さて、どうしたもんか。とりあえずハーフパンツ…その下のボクサーパンツをずらして下ろそうとした。奴が腰を浮かせるので簡単にずり落ちた。間接照明の明かりに、ヌルヌルと光る亀頭。ときおりビクンビクンと痙攣する、奴のチンコが見えた。どうやら仮性らしい。

「幻滅?」

やっと口を開く。

「あぁ?お前さっきから何言ってんだ。」
「だって小さいし…剥けてないし。ネットで動画見たりすると、みんなでっけぇし。」

俺のパソコンを盗み見された件かとも思ったが…それについては触れないことにした。いずれにしても、翔太はゲイの入り口に立っているに違いない。男とsexすることに興味を持っていることは理解できた。それを敢えて確認するような会話は控えた。ゲイですか?はいゲイです。…と名乗り合ったところで、今更何になる?俺は翔太が可愛いし、奴は俺を受け入れている…それでいいじゃないか。

「あのなぁ、皆が皆、デカマラってワケじゃないんだぜ?動画で出てくるような奴なんて、たくさんいてたまるか。その辺に転がってたらDVD売れないだろうが?」
「そっかぁ。」
「あぁ。その辺のむさ苦しいオヤジ同士がエッチしてる動画なんて、金出して買いたくないだろ?」
「…だね。ちょっと安心したし…。… … …ねぇ、せんせ?」
「あぁ?」
「… … …あ、やっぱいいや。」
「何だよ?」
「いいって、何でもないし。」
「ふーん。俺、途中で止められるの嫌いなんだけどなぁ。」
「ゴメン、忘れて?」
「あっ、そう…これでも言わない?」

俺は翔太のチンコしごき上げた。

「ぁ…や・め…ちょっ…。」

ローション塗りたくったように、我慢汁があふれ出る。それを手のひらに満遍なく広げ、皮をずり下げた。亀頭はまるでロケットの先端のように立てに長い。手のひらで包み込み、右、左とスライドしながら愛撫した。クチュクチュとイヤらしい音が響く。三本の指で、更に亀頭を刺激する。親指で亀頭を擦り上げ…人差し指と中指はカリの部分を刺激した。翔太は俺の太ももをギュゥっと掴み、のけ反り返る。

「ん… …ん〜… …あっ…」
「言うか?」
「わ…かった…い・う…言うから…ん〜〜〜!…ちょっ、やめ!!出ちゃう!!!」
「ふん、最初からそうしてれば良かったんだ。」

俺はチンコから手を離し…ビクンビクンと大きく上限に痙攣している様子を見下ろした。我慢汁がベッドに、糸を引きながら垂れている。

「もう、お前罰ゲームね!」
「先生、チョーエロ大魔王だぁ。」
「ビールよこせ。」

ふぅっと息をつきながら、翔太は缶ビールをラックから取り上げると、背中にいる俺に渡した。俺はグイっと一気に飲み干し、少し翔太をどかして寝そべった。肌を密接していた人間が、急に離れ…ポツンと座っているだけになった翔太は、不安げな顔で俺を見下ろす。俺はポンポンとベッドを叩き、横に来るように仕草した。小悪魔のような笑みが戻り、俺の隣で奴はうつ伏せに横たわる。両腕でアゴ肘をつきながら、俺の顔を眺めている。
まるっきり恋人のような雰囲気。興味深そうに俺の身体を見ている。両腕を枕にして寝そべっている俺の腋毛を面白そうにいじる。腕にキスしては、いたずらっぽく微笑み、俺の様子を見ている。敢えて俺は何も言わず、奴を見つめていた。チョンチョンと俺の乳首をつつき…固くなるのを楽しんでいる。

「…で?さっき言いかけたことって何なんだ?」
「あのさぁ…。」

俺の胸に顔を乗せ…俺の方をジッと見つめる。相変わらず乳首に指を絡めている。可愛い…マジで。でもこの後、俺は翔太をどう扱って良いんだろう。一瞬不安がよぎった。


生徒はまずいだろ(5)

  • by F.Legna at 4月5日(火)21時20分
  • Number:0405211537 Length:4471 bytes

俺の乳首に吸い付くようにキスをする。離した唇から唾が糸を引いた。それを短い下で絡め取るようにしながら、ペロリと乳首をひと舐めし…指で乳首を優しくなで回す。翔太は思い切ったように口を開いた。

「んっとね?先生さぁ…俺のことどう思う?」

翔太は目を伏せて、俺の胸に指で文字を書いている。

「どうって…何だよそれ。ん〜…そうだなぁ…お前って、そんな甘えただったけ?」
「…ってか、そうじゃなくてさ…何て言うの?…」
「好きだよ?」
「え?」
「だぁかぁらぁ〜…好きだって。」
「… … …よかったぁ。」

何故か知らないが、翔太の目は潤んでいる。俺は黙って奴の唇に視線を移す。翔太はクスっと笑って俺に唇を重ねる。ぎこちないキスから、濃厚なキスまでのやりとりを終えるまでに、かなりの時間を要した。長い時間キスをしているだけで、勃起していた。

「ね、先生。先生のチンコ見ていい?」
「あぁ…。」

よいしょとばかりに翔太は起き上がると、俺のズボンとパンツを一気に引きずり下ろした。ビンビンに勃起しているうえに、変な位置に納まっていた俺のチンコは、勢いよく弾き出される格好になった。

「あぃててて…バ〜カ、お前!急に下ろすな!」
「あ…ハハッ…ゴメン、ゴメン。うを〜…かっけぇ〜!スッゲ〜ビンビン!」

寝そべる俺の横で、翔太は69(シックスナイン)の体勢をとった。もっとも奴の腰は引けていて、片方の足を折り曲げているので…奴のチンコは見えない。触ったり、扱いたり、つついたり…一連の流れを終えると

「先生も我慢汁スゲ…。ね、舐めていい?」
「ん?だってお前…大丈夫か?」
「何が…大丈夫も何も、初めてだからって噛み付いたりしないよ。」
「… … …あっそ。」

翔太にとっては初めてのフェラである。恐らく動画や何かで見ていて…知識は豊富だったかも知れない。正直…ぎこちない。ただ、一生懸命…俺を喜ばせようと頑張っている姿を見ているだけで嬉しいし、興奮する。大分長い時間フェラをしてくれている。よくも飽きないもんだ。次第に気持ちよくなってきて…俺は自分の乳首を弄っていた。…と、突然翔太はチュポンっと口を離して起き上がり…身体を起こして俺に訴えかける。

「ん〜…何か微妙な味らねぇ…。」
「バカお前、そんなもん…いつまでも口に含んでいる奴があるか!ベッド汚しても構わないから、フェラしながら吐き出せ!」
「あ〜ほっかぁ。」
ゴクンと飲み干して、例によって小悪魔の笑顔。

「っあ…ば〜か。」

そしてまた…フェラの開始。間接照明に浮き上がる翔太の後姿…裸体をまじまじと眺める。上下する度、腕や肩の筋肉…背筋が脈打って動く。汗ばんで光っているため、きらきら輝いてエロい。腰のくびれから…これまた筋肉のついた、でかい尻。力を入れるたび窪みができる。そこから伸びる太いもも。足首にミサンガが着けられていることに、今気が付いた。たまらず、片方の足を俺の腹の上に乗せ、尻の穴が見えるように動かした。太ももから尻まで愛撫。爪を立てて刺激する。親指で尻の穴を愛撫した。翔太はビクンと身体をのけ反らせ、俺のチンコをくわえたまま…はぁぁっと吐息を漏らす。俺のチンコもビクンっと脈打った。

「ん〜ふぇんふぇ…おえのえついりっていんこおおいう△○%@*#…。」
「あ…ちょ…お前、くすぐったいよ。くわえたまましゃべるな!何言ってるか分からん!」
「ヴ〜…先生、俺のケツいじってチンコ大きくなってんじゃん!って言ったの!」

またくわえようとする翔太を制止し、今度は俺が主導権を握った。えらく長い時間フェラさせてしまった。疲れただろうに。体勢を逆転させようとして、俺のチンコが目の前を通り過ぎようとするときでさえ、口をあけてくわえようとしている。まるでパン食い競争だ。翔太をベッドに座らせ、俺は下に降りて正座をする格好。奴は両手をベッドに置いて、身体を支えている。大きく股を開き…俺がフェラする様子を見えるようにした。

「さってぇ…初フェラ味わってくれ?」
「うぃ。」

半分萎えかかっている翔太のチンコを、パックリ根元までくわえた。口の中では、舌が奴のチンコを揉み倒している。ムクムクと勃起し、我慢汁がジュプジュプと湧き出ているのが分かる。そして力強くバキュームし、根元から先端まで唇を移動させた。チュポンっとビンビンのチンコが弾き出される。翔太は目をつぶって、うっとりしている。手はベッドのシーツを握り締め、頭を大きく振って、髪の毛を振り上げる仕草をする。
それにしても、もの凄い量の我慢汁だ。口の中にベッタリくっついてくる。我慢汁をローション代わりにして、唇をキュッとすぼめ…亀頭を吸い込む。カリの部分まで含んで、硬い唇でクプックプッとバキュームしながら刺激した。

「あ…先生…そ・れ…あ…キモチイイ。」

根元まで吸い込む…ゆっくりと舌を絡めながら先端まで引き抜く。唇をすぼめ…カリの部分を刺激する…また根元まで吸い込む。これを何度も繰り返すと翔太は身悶え、獣のようになった。次第に自分から腰を動かす。

「ダメ…出る…あ…どうしたらいい?…あ、ね…先生ってばぁ!」

次の瞬間、翔太は俺の肩を掴み…小刻みに震えだした。

「ふぅぅ〜…あぁぁぁぁ…んっ…あぁぁぁ…いい…あぁぁぁ…先生…あぁぁぁぁ…。」

俺は翔太の腰に手を回し、グッと力を入れて引き寄せ…更に激しくフェラを繰り返した。悲鳴にも近い翔太の声と共に…俺の中に大量の精子が注ぎ込まれた。


生徒はまずいだろ(完)

  • by F.Legna at 4月5日(火)22時57分
  • Number:0405225152 Length:3685 bytes

「ティッヒュ、ティッヒュ…。」
「あ、あ、えっと…あ、これ、ハイ!」

我慢汁と精子が…大量に吐き出された。

「先生、ホントにゴメン。ってか、あそこで押さえつけるから離れられなくなっちゃったじゃん!」
「…離したくなかったんだよ…お前を。」

そう言って俺はベッドに横たわった。翔太は、俺の言葉をどうとらえていいのか分からない様子だったが…俺の真意をストレートに解釈したのだろう。照れたように笑っている。そして、まだ俺が果てていないことに気を遣い、俺のチンコをくわえようとしたが…俺はそれを制止した。俺は、左腕を伸ばして奴を抱き寄せた。腕枕だと分かった奴は、静かに頭を乗せる。

「一休みしよう。」

翔太は、俺の頬、おでこ、鼻、脇、乳首…いたるところにキスをしてくる。まるで女だ。しばらく他愛もない話をして時間が過ぎた。すると突然

「ねえ、先生?」
「あぁ?」
「俺のおケツに入れたい?」
「あぁ…でもダメだ…今は。」
「だよね…まだ指1本しか入らないし…。」
「はぁ?お前、アホか。なんだそりゃ…どこで覚えたんだ?そんなこと…。」
「俺ね…シコるとき…どうしても先生のこと考えちゃうんだよ。そしたらさ…。」

つまり、俺とのエッチを想像してオナニーをするようになった翔太は、妄想の中でウケになっていたと。アナルをいじっているうちに気持ち良くなり…指を入れてオナニーを始めるようになったんだと…だから俺のチンコを入れたいんだと訴えた。

「頭痛いわ。」
「え?何で?いけない?」
「…お前、今からそんなクセつけてどうすんだ?まだ女とエッチしたことないんだろ?」
「先生のしか入れないよ!大丈夫!」
「あのなぁ…そんなこと心配してんじゃなくて…。」
「大丈夫!俺は…こういうの何て言うんだっけ?リバ?バイ?」
「…ホント頭痛いわ。」

翔太は俺の心配など構わず…チンコを俺の足に擦り付けてくる。またビンビンである。若いということは恐ろしい…いや羨ましい。ってか俺も若いんだけど。

「先生…もっかいしよ?」

俺の脇に顔を埋め…照れくさそうにつぶやいた。

「よし、じゃぁ…翔太のケツにぶち込むぞ!」
「え?え?だってダメだって言ったじゃん。俺は構わないけど。」
「ち〜がうの…素股。」
「スマタ?」

翔太を横にして、俺は背中から抱き寄せる。俺の左腕は奴の肩越しから乳首へ。右腕は奴のチンコへ。そして俺のチンコは奴の尻の割れ目から…太ももをちょうど良い隙間を狙って滑り込ませる。奴の袋が邪魔なので、ちょいと前方へずらした。奴は何が起こるか分からないようだ。

「あ…先生のチンコ…当たってる…あったけぇ…。」

俺は翔太の乳首、チンコを同時に愛撫した。見る見るうちにチンコから我慢汁があふれ出す。俺は、その我慢汁を手にとって…自分のチンコに塗りたくる。

「いくぞ…翔太。」
「え?」

俺はローション代わりの我慢汁を利用して、腰を動かし始めた。同時に翔太のチンコを扱く。

「んっ、んっ、んっ…あ…翔太…気持ちイイよ。」
「先生…俺…もう出ちゃうよ…マジやばい…い…一緒に…いける?」
「あ…あぁ。一緒に…。」

クチュクチュと…翔太のチンコを扱く音。パンパンと…俺のチンコが奴の尻の割れ目に滑り込む音。そして…二人の吐息。

「いくぞ?翔太…あ…イク。」
「俺も…。」

俺は後ろから翔太の耳を噛み…荒く熱い息を吐きかける。奴の腕には鳥肌が立った。奴は俺の左腕に歯を立てる。そして…大量の精子がぶちまけられた。





くるりと寝返りを打った翔太は、俺にキスをした。二人分の精液を、自分と俺のチンコに塗りたくっている。…こういうところはガキだ。

「いっぱい出たね〜。」
「あぁ…いっぱい出た。」
「先生、気持ちよかった?」
「あぁ…気持ちよかった。」
「今度は俺のおケツに入れようね?」
「あぁ…今度はお前のおケツ…ってバーカ。それは考えとく。」
「ふん、入れたいクセに。」

八重歯を見せながら、いたずらっぽく笑う…いつもの翔太に安心した。しかし…俺たちはこの先、どうなって行くのだろう。ま…なるようになるか…そう思っていた方が気が楽だ。そう自分に言い聞かせた。



※長々と書かせて頂きまして、ありがとうございました。システムも分からず、他の投稿者さんの間に割って入るような形になってしまったこと、お許しください。翔太との初体験はこれで完結しました。また他にも話題がありますので、書かせて頂けると嬉しいです。最後にもう一度、ありがとうございました!


初体験(1) 〜キス〜

  • by F.Legna at 4月12日(火)19時10分
  • Number:0412190934 Length:3926 bytes

俺の初体験は大学1年で19歳の頃だった。田舎から東京の大学に進学し、西武池袋線沿線にアパートを借りて新生活がスタートする。同じ大学のクラスメイトであった智志(さとし)は関西出身で、俺と同じ沿線でアパート暮らしであり、駅は2つしか離れていない。身長は俺と同じくらいだが、小顔で童顔である。眉は軽めのメイクが施されており、髪の色に合わせてアイブローを使っているようだ。基本、オシャレなのである。俺の一番のお気に入りは…アヒル口。厚ぼったい唇なのであるが、完璧なアヒル口である。正直化粧をすれば、その辺の女子よりキレイかも知れない。
ゲイに目覚め始めた俺は、タチ(寄りのバイ)というポジション。どうしても甘えたで、可愛い感じの奴に目がいってしまう。智志は痩せ過ぎず、太すぎず…筋肉も嫌味なくついており、そこに適度な脂肪がのっかっている。いわゆるムチっとした体型…これがエロい。無理なく力を入れて、体中の筋肉の躍動感が伝わる感じ。そして、二番目のお気に入りは…プリっとした尻。脂肪のつき具合が、筋肉よりも勝っている感じのプリケツ。まさに俺の中でベストに近い奴だった。

大学の講義は代返の嵐。どこに遊びに行くだの、どこで昼飯を食うだのと…俺と智志を含め、いつもの連中が食堂でたむろする。

「あぁ〜あ…最近してないから溜まって来た。…智志…抜いてくれ。」
「もう…まさとぉ…今朝抜いてあげたじゃん。…誰も見てへんから…ここでしたげるわ。」

俺が立ち上がり、腰を突き出す。智志が片ひざをついて目をつぶり、フェラのマネをする。大体がこの手の小芝居であって、周りの連中も呆れて苦笑している。女子連中も、『ぃや〜だ〜』と笑っているが…決して汚いものを見ている雰囲気でない。

「また始まった。お前らねぇ…。」
「でもな…智志と将人ならキモくないのが不思議だと思わね?」
「そういうお前もホモちゃうか?」

などと言ってゲラゲラ笑っている。俺は大体が、誰彼構わずフェラしてくれだの扱いてくれだの言うタイプを演じていた。もっとも女子とも付き合ったり別れたりしているのを知っている仲間は、下品な下ネタと受け取っている。でも…ゲイとして目覚めたばかりの俺は、この役どころが一番楽だった。これを下品な下ネタととるか…一瞬ゲイとしての本性を現すか…見極めが可能であることが多いからだ。
智志も恐らく…たぶん…そうに違いない。…何となく…何となくである。しかし、この日…この漠然とした期待が確証に近いものとなる。

「…で?どこ行く〜?」
「…んだなぁ…3限には間に合いたいから、ゲーセンでヒマ潰すかぁ。」
「じゃぁ、こないだのラーメン屋で飯でも食う?あっこ安いし。」
「このクソ暑いのにラーメン?」
「なんでもいいや…とりあえず行くべ?」
「智志ぃ〜行くだろ?」
「ん…なんでもいいよぉ〜みんなに合わせるしぃ…」

普段の智志は、東京に出て間もないため…できるだけ関西弁を控えていた。関西弁が好きな俺は、ムリしなくても良いんじゃないかと助言していたが…やはり控えめである。独特のアクセントやイントネーションは関西弁だが、話し言葉としては標準語。関西出身のお笑い系タレントが、標準語で司会をしている番組を想像してもらえれば分かりやすいかも知れない。小芝居でボケとツッコミを演じるときや、打ち解けた仲間と会話する際に…無意識に出る関西弁が妙に可愛い。


結構大きなゲーセンである。ひたすらUFOキャッチャーをする者、タバコを吸って店内を眺めている者、狂ったように太鼓をたたく者…皆てんでばらばらである。俺と智志、そしてもう一人の仲間はプリクラを撮影していた。「フェラして?」だの、俺の肩の上にアゴを乗せた智志をハートで囲って「LOVE」だの…相変わらずお馬鹿な落書きをして喜んでいる。

「ん〜…なんかインパクトないなぁ。…んぁ、そっか…おぃ、智志ぃ〜…将人にキスしてみ?」

仲間がニヤニヤしている。

「ちょっと待て!智志…ちょっと待て?」
「なんだよぉ…将人ぉ!お前普段と言ってることと全然違うじゃん!観念しろ!!」
「ちげーよ!顔汗ばんでっから、ギャツビーで拭かしてくれ!」
「いいから!早く!智志ぃ〜…やっておしまい!」

「ドロンジョか…。」

小声で軽くツッコミを入れた智志は、『いいの?』という視線を送る。『…マジかぃや?』と俺は視線を送り返した。真ん中にいた智志は、仲間に背を向け…俺の方に振り向く。ペロっと…わずかに舌先を出して上下の唇を濡らすと、厚ぼったいアヒル口がエッチに微笑む。下品なゲイネタを演じてきた俺が、ここで消極的になってはマズい。…いや、別にマズくも何ともないのだが、勢いである。

「ん〜〜〜〜…ぅん!智志… … …おいで!!」

と大きく手を広げ、頬ではなく唇を出した。


初体験(2) 〜キス〜

  • by F.Legna at 4月12日(火)19時12分
  • Number:0412191135 Length:3987 bytes

仲間は一瞬「え?」と声をあげる。智志はアヒル口をもう一度舌先でペロリと濡らすと…ごくごく自然に近づき目を閉じる。カメラから俺の顔を隠すように頭を右側に傾け…ゆっくりと…静かに唇を重ね合わせた。分厚い弾力のある唇が気持ち良い。何だろう…ブルガリじゃない…ほのかな甘い香り…石鹸のような香りのする香水が鼻をくすぐる。すると…奴の上唇が俺の唇に割って入り…半開きにさせた。そこに奴の舌がヌルリと入り込んでくる。仲間に悟られてはいけない…そう思った。もっとも仲間はシャッターチャンスと自分のポーズを決めるのに気をとられている。
鼻からゆっくり息を抜き…俺も舌を絡める。強引にお互いの舌を連打させず…ねっとりと絡み合う。奴の反り返った舌の裏を、俺の舌が這う。

「んっ…。」

…と智志は吐息をもらしたが、ゲーセンの雑音にかき消され…仲間には聞こえていないだろう。キスをしていることは分かっても、舌を絡めていることには気づいていない。そうか…智志はわざと、プリクラに表情が写し出されないように配慮したのだ。ほんの数秒のことだ…ありきたりの表現を使うが…それが、とても長い時間のように思えた。

「お〜ぃ!!ちょっとこれ見ろやぁ!!!」

仲間が自慢げに出来上がったプリクラを持って駆け出していく。


プリクラ…そこには大げさに手をあげて『まぁ!!』という表情の仲間。キスをしている智志の後頭部、それに隠れる俺の顔。智志を抱きかかえるポーズをとりたくて、左右に広げた腕は…虚しくも宙に浮いていた。『マジKiss』とピンクで落書きがされている。

プリクラ機のカーテンの中に取り残された格好になった俺と智志。奴は俺の目を見ると…クスっと笑って首をすぼめた。沈黙がイヤで、何か話をしなきゃ…そう思った。

「お〜ぃ…智志ぃ、ちょっとやりす…。」
「マジkissじゃぁ…。」
「あぁ?」
「deep… … …抜けてるし。」

厚ぼったいアヒル口がエッチに微笑むと、カーテンに隠れるように身体を反らして…もう一度俺にキスをして出て行った。仲間の元へ戻って行く奴の後ろ姿をボンヤリ眺めた。緊張から解き離れた今…やっと…俺のチンコが正常に反応し始めた。


大学に戻ると、プリクラの一件で盛り上がる。男同士でキスしているプリクラなんて、それほど珍しくはない。高校時代にも、悪ふざけで…度が過ぎたプリクラを撮っている仲間が結構いた。それよりも…智志の真意を測りかねていた。ノリでキスをしたのは別にしても…百歩譲ってディープキスが悪ノリであったにしてもだ。最後のキスは何だったんだろう。挑発か…それとも俺の気持ちを悟って…からかったか。隣で涼しい顔をしている奴の気持ちが知りたい。

「…さとぉ。…おい聞いてんのか?将人ぉ?」
「え?…あぁ、そうだね。」
「な〜にがそ〜だねだぁ。聞いてねぇだろ人の話ぃ!」
「あぁ?…あぁ、わりぃ、わりぃ。…で?何?」
「だからさ、これからどうするよ。皆で飲み行こうかって話してんじゃんか。」
「あぁ…わりぃ…俺今日パスするわ。」
「んだよぉ…じゃ智志は?」
「俺、今日バイト。」
「しゃーねぇ…もし来れそうならメールくれや。じゃ、おつかれ!また明日な。」

皆三々五々散っていく。いつもなら一緒に帰る智志もいそいそと食堂を後にする。バイトのときは…いつもそうだから仕方ない。バイト?…おかしい、奴は今日バイトなんか入れてないはずだ。プリクラの件で気まずくなったか…それとも。

アパートに帰り、暑苦しい部屋に入る。部屋の窓と台所の窓を開けて空気を入れ換えた。2階だから風通しは結構良い。電気代がもったいないという理由で、備え付けのクーラーは、あまり使用しないことにしている。上半身裸になって、ベッドに寝転がって…タバコに火をつけた。
智志とのキスが頭から離れない。ボンヤリしながら…自然とジーンズの上からチンコをまさぐっている。オナろうか…そう思っているところだった。

ヴィ〜…ヴィ〜…ヴィ〜…

携帯のバイブ。ガラステーブルに置きっぱにしてあったため、ものすごい振動と音がした。

「ぅわ、ぅわ、ぅわ。」

慌てて携帯を取り上げ、履歴を見る。智志からのメールだ。『これから行って良い?ヒマや…』と書かれている。『バイトは?』と返信。間髪入れず『今日ないの知ってるでしょ?アカン?』と返ってきた。やはりそうか…奴は、俺が飲みに行かないと聞いて合わせたに違いない。さらにチンコが大きくなった。『じゃ、待ってる。』そう返して…またタバコに火をつけた。

コンコン…コンコンコン

誰かがドアをノックしている。シカトしようかと思ったが、台所の窓を開けてあったことに気づいた。上着を着るのが面倒くさかったので…部屋の入り口まで行って、台所の窓を覗き込んだ。

「まいどぉ〜。」

…智志だ。

「え?あれ?おま…。」

くわえタバコのまま玄関へ飛び出した。


初体験(3) 〜キス〜

  • by F.Legna at 4月15日(金)18時11分
  • Number:0415180951 Length:3252 bytes

「おじゃまぁ…相変わらずクーラー停めてんのね。」
「お前ぇ…すぐ近くにいるならいると…。」
「まぁ、まぁ…ほぃ…差し入れ。」

俺の言葉を遮るように、冷えたビールの入った袋をポンと差し出す。上半身裸であったことに気が付いて、袋を持ったままTシャツを取りに戻った。

「気ぃ遣わんでも良いよ〜。あちぃーし…俺も脱がしてもらうわ。」

そう言って智志はベッドに腰かけ…シャツを脱ぎ捨てると、缶ビールをプシュっと開けて俺に手渡す。

「あ…わりぃね…サンキュ。」
「どう板橋区。」

古典的なギャグである。そう言って智志も缶ビールを取り出して空けると、グビっと一口飲んだ。奴の事を考えてオナろうとしていた矢先のこと…そいつが今、上半身裸で俺の前にいる。薄っすら小麦色の肌…ムチっとした身体。決して太っているワケではない…程良く筋肉がついているところに、適度な脂肪がのっかっている。髪は…トップを立てて前髪と襟足が長い、ミディアムなウルフスタイル…首が長いため良く似合う。乳首は肌色で…小さく…可愛い。腰のくびれが、たまらなくエロい。股上の浅いタイトなジーンズから、パンツが見える。生地からしてブリーフ系か。ジーンズ越しでは奴の股間の膨らみが分からない。涼しい眼で俺を見ている…え?見ている?

「将人ぉ…。」
「え?…はい?」
「…よだれ。」
「はぁ?」
「目がエロぃ…。」
「あのなぁ…。」

完全に智志のペースだ。こりゃいかん…小芝居で逃げる。

「あいたたたた…。」
「ん?どーしたん?」
「お前見てたらチンコ立ってきた…フェラしてくれる?」
「アホか。…俺がして欲しいくらいやわ。」
「なっ…。」

ふぅっと息をついて…智志の隣に座った。壁際にくっつけて備え付けてあるベッドだ。缶ビールをガラステーブルの上に置き、よいしょと腰をすべらせ…壁にもたれかかるように座った。智志の背中が見える。しっとりと汗ばんだ首筋に、髪の毛がくっついている。

「ビール…。」
「あぁ?」
「あったまっちゃうよ?飲まへんの?」
「ん…飲む飲む。」

智志は自分のビールを口でくわえたまま、ガラステーブルから俺のビールを取り上げた。『んっ』と一声発して、自分も腰をすべらせ…俺と同じく壁際にもたれかかった。妙に近い。奴は俺にビールを差し出す。

「あぃ。」
「…ありがと。」
「どう板橋区。」
「…しょーもな。」

沈黙が走る。何を言えば良い?実は俺…お前が好きなんだ…ゲイなんだ…と告白でもするか?ゲイでございますと挨拶を交わすのは好きじゃない。俺は男が好きだ…それが何だってんだ。男のことを考え…いや、智志のことを考えて勃起してしまうんだから仕方がないじゃないか。それは特殊なことなのか?異常なことなのか?

「重たいねぇ…この空気。」

智志は小さくつぶやくと、俺に寄りかかって来た。奴の小さな頭が、俺の肩にもたれかかる。

「あぃ…かんぱぁ〜い。」

俺の持つビールに、自分のビールをコツンと当てて一口飲んだ。

これで良いんじゃないか?自然の流れに任せて…事を進めて行けば結論は出るはずだ。色々考えるのは…やめておこう。夕暮れの風が窓から吹き抜ける。智志を包み込んだ風が、例の石鹸のような甘い香りを…俺に運んでくる。良い香りだ。

「智志ぃ…。」
「ん?」
「お前の…香水?…それ良い匂いだなって思って。」
「あぁ…これぇ…俺のお気に入り。」
「ちゃんと嗅がしてくんない?」

智志は一瞬目を丸くした。あ…しまった、そうじゃない…俺が言おうとしたのは香水を見せてくれということで…

「ほれ…ここ。」

智志は自分の首筋を指差して…いたずらっぽく笑う。ま…いっか……俺は智志の首筋に顔を近づけた。すぅっと吸い込み…わざと熱い吐息を漏らす。奴はブルっと身震いした。

「んでぇ…ここも。」

智志は自分の唇を指差して、俺を見つめた。俺はクスっと笑って…唇を重ねた。分厚い唇…柔らかい感触。舌と舌が絡み合う…もう誰にも気兼ねは要らない。