唯一カミングアウトした人。(1)
- by しゅうま at 12月14日(月)16時54分
- Number:1214165454 Length:1974 bytes
今、僕は大学1年。去年の今頃には推薦入試で進学する大学が決まっていた。
年明けの1月から高校の卒業を待たずにアルバイトを始めた。自宅から電車に乗ってバイトには行っている。
少し大きめの駅の近くにあるイートイン専門のパンケーキ&カフェ。
店長とチーフが30代、他の従業員はバイトばかりで20代、僕だけが10代。初めてのバイトということもあり、研修ではミスもした。1ヶ月経過した頃には随分と仕事にも他の従業員にも慣れた。僕が高校を卒業して、大学に入学した春頃にはほとんどの業務を把握し、仕事をこなせるようになった。
大学に入学してからも、バイト先でも僕はノンケのふりをして過ごしている。
大学に入って新しい友達が出来て、女子から告られた時やバイト先でも何とか理由をつけて断ってきた。
バイト先では一応みんなと仲良く働いているが、その中でも僕と一番仲の良い人がいる。
21歳のフリーター、将也さん。
将也さんとはバイト中だけでなく、バイト上がりにカラオケに行ったり、ご飯を食べに行ったりした。
将也さんの彼女とも何度も会ったこともある。
大学が夏休みに入る少し前のこと。
いつものように将也さんとご飯に行った時だった。
将也さん「これから俺ん家に来る?バイク、買ったんだよな。見に来るか?」
僕は何も予定が無かったので将也さんの家に行った。
マンションの前には真新しいバイクが置いてあった。
僕はバイクには興味がないが、うれしそうにバイクの説明をしてくれた将也さんの話を一通り聞いた。
そして将也さんの部屋に行った。
バイト先でのたわいない話をした後、
将也さん「しゅうまって、彼女とか作らないのか?」
僕「そういうわけじゃないけれど…」
将也さん「しゅうまって普通にモテるだろ?S(バイト先の女子スタッフ)の誘いも断っただろ?Sは可愛いと思うけれど、タイプじゃなかったのか?」
僕「うーん…」
将也さん「どんなのがタイプなんだよ?」
僕「あまり考えたことないかな…。それに今は大学とバイトが楽しいから…彼女はいらないかな…今は。」
将也さん「あのさ…バイト上がり、駅前で待ち合わせている男がいるだろ?俺、何度か見かけたことあるんだけど…大学のツレか?」
僕「違うよ。単なる知り合いっていうか…友達っていうか…」
将也さん「そうならいいけれど…。しゅうまって、モテるだろうに…女っ気が全くないから…」
唯一カミングアウトした人(2)
- by しゅうま at 12月14日(月)17時43分
- Number:1214174302 Length:1943 bytes
普段僕はゲイだと悟られたことはない(と思ってきた)。
将也さんは(彼女には内緒で)よく合コンに参加していて、僕を合コンに誘ってくれた。
でも一度も参加したことがなく、毎回断ってきた。
僕は話の流れで、将也さんが僕がゲイだと疑っているのかと思った。
将也さんが何度か駅前で見かけた男…実際は僕の少し年上の彼氏。
いつもならフランクに話す将也さんがかなり遠回しな話し方だったので、僕はどう切り抜けようか迷っていた。
将也さんが核心に迫るように、突然いつものように直球で聞いてきた。
将也さん「気を悪くさせたらゴメンな…あのさ…しゅうまって………女、苦手か?」
こんなことを聞かれたことが無かったので、僕はどう答えたらいいか分からず黙ってしまった。
将也さん「もし、しゅうまが…そうなら…隠さなくてもいいよ…」
将也さんは既に僕のことをかなり怪しんでいる様子だった。僕は将也さんならカミングアウトしても大丈夫かも…と思った。
僕は生まれて初めてカミングアウトした。
駅前の男が僕の彼氏であることも話した。
将也さんは黙ったまま、僕の話に時々頷いて聞いてくれた。一通り話したあと、将也さんはいつもと変わらない雰囲気を作ってくれた。
あの日以降、将也さんはバイト先で女ネタを僕にすることがなくなった。
それどころか僕と彼氏の話を興味深く聞いてくることさえあった。
大学の夏休みも後半になった頃、僕はある理由で彼氏と別れた。
将也さんにだけ彼氏と別れたことを話した。
将也さんは気を使ってくれたようにいつも以上に頻繁に遊びやご飯に誘ってくれた。
そのうちに将也さんは「男同士のエッチ」についてもフランクに聞いてくるようになった。
僕は(彼女がいるノンケだと分かっていたが)将也さんのことがタイプだったので、将也さんのストレートな質問に答えるのが恥ずかしかった。
2人きりになると将也さんは興味本位なのか、本当に色々と聞いてきた。
ゲイに対して偏見や抵抗がない証拠かもしれないと思ったが、あまりにもフランクに聞いてくる将也さんにうれしさと戸惑い、恥ずかしさ…複雑な気分だった。
大学の夏休みが終わり、僕は大学の講義とバイトだけの毎日が始まった。
将也さんは相変わらず僕を避けることなく接してくれた。
バイト上がりにご飯に行った時のこと。将也さんは冗談まじりに聞いてきた。
唯一カミングアウトした人(3)
- by しゅうま at 12月14日(月)18時04分
- Number:1214180428 Length:772 bytes
将也さん「しゅうまって、どんな男が好きなわけ?」
僕「うーん…やっぱイケメンかな!」
将也さん「好きな芸能人とかは?」
僕「沢山いて…誰とは言えない〜。イケメンならOKかなー。」
将也さん「早く新しい彼氏が出来るといいよな!頑張れよ!」
僕「将也さん、彼氏になってよ〜」
将也さん「何言ってんだよー。」
僕「冗談!冗談!でもタイプなのは確かだし…」
将也さん「俺?タイプなのかよ?」
僕「うん…。でも無理だよね。女好きの男の人に恋しても無駄なことは分かっているから…。」
初めて将也さんが困ったような表情をした。
僕は反省した。
僕は将也さんを必要以上に意識し始めていた。
将也さんは時々困惑しているような素振りを見せることがあったが、いつも通りのフランクな将也さんを保ってくれた。
そういう距離感だったが、僕と将也さんがバイト仲間以上の関係になる出来事があった。
また書きます。
唯一カミングアウトした人(4)
- by しゅうま at 12月14日(月)23時43分
- Number:1214234319 Length:1993 bytes
成り行きと勢いだけで僕が将也さんに「将也さんがタイプ」と言ってしまった為に将也さんを困惑させ、変な気を使わせてしまったと思った。
僕は悩んだが、将也さんが出来るだけ平常心を保ってフランクに接してくれていることに感謝の気持ちで一杯だった。
僕の将也さんへの気持ちに触れないまま過ごすことが不自然に思えて、僕は2人きりの時だけ将也さんにふざけるように「やっぱり好き!」とか「将也さんってかっこいい!」とか敢えて言ったりしていた。
次第に将也さんも「はい、はい、分かったよ!」とか「俺がかっこいいのは、しゅうまの為じゃないしな〜」とか軽く冗談っぽく返してくれるようになった。
お決まりの流れのコントのようなじゃれあいに思えた。
10月末、20代のバイト仲間の1人が辞めることになり送別会があった。
僕は飲めないが参加した。
将也さんはビールを数杯飲んでいたが、大して酔った感じはなかった。
送別会のあと、僕は将也さんの家にお邪魔した。
部屋で辞めたバイト仲間の思い出話をしたり、いつも通りふざけ合ったりしていた。
ソファーでふざけるように将也さんに抱きついたりもした。将也さんは「男にイチャつかれてもな〜!」と笑っていた。僕がふざけて「キスしてもいいよ?」と目を瞑って唇を突き出すと、将也さんは「そんなことを言う女はいないだろ?」と言って僕の脇腹をくすぐった。
くすぐったい僕が少し暴れた時、僕の横でソファーに座っていた将也さんのデニムの股間に僕の手が当たってしまった。将也さんは笑いながら「わざと触ったな〜」と言った。
僕は「わざとじゃないけれど…もっと触らせてくれる?減るもんじゃないし?」と言った。
将也さんは少し困惑した感じだったが、「しゅうま、お前…マジで俺のことが…?」と聞いてきた。僕は「うん…好き!でも無理なことは分かっているから気にしないで…。冗談だから…」と言った。将也さんが急に真面目な顔をして、
将也さん「なんだか分からないけれど…俺、しゅうまって放っておけないんだよな…。男とか女とか関係なく、一緒に居ると心地いいんだよな…。俺、自分でも分からない時があるんだよな〜。」
僕「それは、バイト仲間とか友達として一番気が合うってことだけだと思う…。もうそんなこと言わないでよ…。期待しちゃうからさ…」
将也さん「そういうところがしゅうまのいいところなんだよな。」
将也さんは真面目に言った。
唯一カミングアウトした人(5)
- by しゅうま at 12月15日(火)00時24分
- Number:1215002406 Length:1944 bytes
僕は複雑な気持ちだったので、なんとか空気を変えないといけないと思ったが、将也さんは冷蔵庫から缶ビールを持ってきて、一気に飲んだ。
将也さん「しゅうま、ツラくないのか?無理してないのか?」
僕「え…うん…大丈夫だよ。こういうの慣れているし…。大丈夫!」
将也さん「俺、最終的には何もしてやれないけれど…」
と言ったと同時に将也さんが僕にキスをしてくれた。
予期せぬことに僕は驚いた。
唇を重ね合うだけの軽いキスだった。
将也さんの手が僕の手を引いて将也さんの股間に導いた。
僕の手は将也さんのデニムの上からとは言え、将也さんの股間に触れていた。僕は自分の手を動かすことが出来ずにいた。ただデニムの上から将也さんの股間に手を置いたまま。
将也さん「しゅうま、いいんだぞ…。俺にはこれくらいしかやってやれないからさ…。」
将也さんはそう言って、自分で自分のデニムのボタンを外して、ファスナーを下ろした。
僕「止めようよ…将也さん。」
将也さん「よく分かんないけれど…俺、しゅうまに何かしてあげたいんだよ。俺、イヤだとも思ってないし、無理に我慢とかしてもないよ。ただ、しゅうまに…」
そう言って将也さんは自分でデニムを脱いだ。
初めて見る将也さんの下着姿。
僕は複雑な気持ちだった。
でも、目の前にある将也さんのボクサーパンツ、そして将也さんのモッコリ…。僕は興奮していた。
将也さん「いいんだってば!減るもんじゃないんだし!」
将也さんは笑って言った。
僕「それ、さっき、僕が言ったことだよ?」
将也さんが再び僕の手を引いて、将也さんのボクサーパンツのモッコリに導いた。
柔らかくてボリュームのあるモッコリだった。
僕はゆっくり将也さんのモッコリを撫でた。
全く反応しない将也さんのモッコリ…。将也さんが自分でボクサーパンツをずらした。
将也さん「かぶっているから恥ずかしいけどな…。」
僕が将也さんのアソコを見ると、確かに将也さんのアソコは皮がかぶっていた。でも平常時ながら竿が長くてボリュームのあるアソコだった。
将也さんは自分でサッと皮を剥いた。
だらんとした将也さんの長い竿。
僕は「舐めてもいい?」と聞いた。
将也さんは黙ったまま目を閉じた。
僕は将也さんの柔らかい長い竿を口に含んだ。
かっこいい将也さんのアソコを初めて見て、しゃぶっていること自体が夢のようだった。
唯一カミングアウトした人(6)
- by しゅうま at 12月15日(火)00時41分
- Number:1215004104 Length:812 bytes
少し蒸れた匂いの将也さんのアソコ。反応しない柔らかいアソコを口に含んだまま舐めていると、将也さんの皮が僕の口の中で戻った。
将也さん「かぶると恥ずかしいから剥いてくれよ…」と言った。
僕は口で将也さんの皮を剥いた。
しばらく将也さんのアソコを口に含んでいたが反応する気配は無かった。
将也さんは「やっぱり勃たないな…」と言って、僕を抱き上げてソファーに座らせた。
僕は「じゃ…将也さん、自分でしごいて勃たせて見せてよ?」と言った。
将也さんは「それってシコるってことだよな?さすがにシコるのは恥ずかし過ぎるよ…。」と言った。
将也さんは僕を見て、「悪いな…。何もしてやれなかったな。」と言った。
お互い何となく気まずい雰囲気になった。
僕は少ししてから帰った。
次に将也さんに会ったのはバイトだった。
一瞬、気まずい雰囲気だったが、将也さんが何もなかったようにフランクに接してくれた。
続きがあります。
また書きます。
唯一カミングアウトした人(7)
- by しゅうま at 12月15日(火)12時30分
- Number:1215123014 Length:1948 bytes
僕はゲイではない将也さんの僕への言動がうれしくもあり、申し訳なさもあった。
ノンケの将也さんが僕の為にアソコを見せてくれ、勃たないにしても舐めさせてくれるなんて意外だった。
アソコを見せて、舐めさせてくれるという行為以上に、自分でしごいて勃たせるのは恥ずかしいという将也さんの基準も意外だった。
ノンケって、アソコを見せるのはOKで、自分でしごいている姿を見られるのはNGなのだろうか!?
あの出来事があった1週間くらい後だった。
将也さんから連絡があった。
[しゅうま、おはよ。今日ってバイトのシフトに入ってないよな?大学が終わったら晩飯食いに行かないか?]
僕は敢えて電話を将也さんに掛けた。
夕方5時に将也さんの家の最寄り駅前で待ち合わせをした。2人で駅前の回転寿司を食べた。
その後、将也さんの家にお邪魔した。
将也さんは「しゅうま、バイクに乗せてやろうか?」と言った。僕は将也さんに後ろから抱きつきバイクに乗った。少しうれしかった。家の近所を1周して戻ってきた。将也さんは「このエンジンの音、いいだろ?」と聞いてきたが僕には何がいいのか分からなかったが、「うん、かっこいいね!」と答えた。部屋に入ると将也さんは缶ビールを飲み始め、いつも通りにたわいない話をしたり、バイク雑誌を見せてくれた。将也さんは彼女からlineが入って、しばらくやり取りをしていた。
21時を過ぎた頃だった。
僕「将也さん、僕、そろそろ帰ろうかな…」
将也さん「あっ、そっか…。あのさ、しゅうま、お前、明日はオープンシフトだろ?」
僕「うん、土日はオープンで入っているよ。」
将也さん「俺も明日はオープンシフトなんだよ。」
僕「え!そうなの?珍しいね!」
将也さん「だから、今日は泊まって行けよ?一緒にバイト行こうぜ!バイクで送ってやるからさ」
僕「うれしいけれど…僕、着替えを持ってきてないし。」
将也さん「1日くらい着替えなくても大丈夫だよ!俺なんて面倒くさい時とか、よくパンツも靴下も着替えない時あるから。」
僕「え?将也さんって、そんなことしているの?」
将也さん「いや…時々だよ。洗濯とか面倒でマメにやらないから替えのパンツとかない時があるんだよな。」
僕「じゃ僕が洗濯してあげようか?」
将也さん「俺の女かよ!?」と笑った。
少しドキドキしたが初めて将也さんの部屋に泊まることにした。
唯一カミングアウトした人(8)
- by しゅうま at 12月15日(火)13時10分
- Number:1215131032 Length:1966 bytes
しばらくして、
将也さん「しゅうま、そろそろ風呂入るか。お湯貯めてくるよ。」
しばらくして、
将也さん「しゅうま、貯まったぞ。風呂、入ろうぜ。」
僕「え?まさか一緒に?」
将也さん「なんだよ?イヤか?男同士なんだからいいだろ?」
僕「銭湯じゃないのに…普通は一緒に入らないよ?」
将也さん「そりゃそうだな。イヤなら、しゅうまが先に入れよ?」
僕「イヤじゃないけれど…」
将也さん「面倒くさいヤツだな。じゃ一緒に入ろうぜ。」
将也さんは笑って、トイレ横の脱衣所に行った。
脱衣所で将也さんはシャツとデニム、ボクサーパンツをサクッと脱いだ。
僕はなんだか恥ずかしくて…。
将也さん「しゅうま、早く脱げよ。先に入っているからな〜」
将也さんは風呂場の扉の開け、先に入った。
僕は意を決して脱ぎ、タオルが無かったので、手で自分のアソコを隠して入った。
将也さん「何だよー、隠しやがって!小せい男だなー」
僕も急いで掛け湯をして湯船に浸かった。
2人で並んで浸かるのが精一杯の広さ。僕はうれしいやら恥ずかしいやら。
将也さん「俺、先に洗うよ。」
将也さんが立ち上がって湯船から出た。椅子に座ってシャンプーを始めた将也さん。
僕の目線の先には全裸の将也さんがいた。引き締まった体、肩や胸、腕には丁度いい感じに筋肉がついていた。頭を洗う将也さんの腕は手を動かす度にスジが動く。
視線を下に向けると、将也さんのアソコがあった。
垂れ下がった長い竿、かぶっているはずの皮はちゃっかり剥かれていた。
将也さんは手早く体も洗い、湯船に浸かった。
将也さん「しゅうまの番だぞー。」
僕「あっ…うん…でも…ちょっと。」
将也さん「なんだよ?早く洗えよ!」
僕のアソコは勃っていた。
僕は正直に「将也さん、僕…勃ってしまってて…上がれないよ…」
将也さん「マジかよ!?でもまぁ…理由は別にして…勃つのは男だから当然だよな…。俺のも散々見ただろ?気にすんなよ!?さっさと上がって洗えよ。」
僕は仕方なく手でアソコを押さえて上がった。
急いで椅子に座って、将也さんには見えないように足を立てて、体の向きを変えた。
僕はいつもより簡単にシャンプーをした。
頭をシャワーで流し終えて目を開けると、将也さんが湯船から体を伸ばして僕のアソコを覗き込んでいた。
僕「もう!将也さん!」
将也さん「別に減るもんじゃあるまいし!」と笑って言った。
唯一カミングアウトした人(9)
- by しゅうま at 12月15日(火)13時45分
- Number:1215134531 Length:1900 bytes
僕は恥ずかしくなり、体を洗わずに湯船に浸かった。
将也さん「しゅうま、体も洗えよ。」
僕「あとで。」
将也さん「なんだよ?そんなに照れんなよ?」
僕「恥ずかしいよ…」
将也さん「恥ずかしがることないだろ〜。見かけによらず…しゅうまってデカいんだな?」
僕「もう!」
勃起がおさまらない僕は体を洗わずに風呂から上がった。
将也さんがバスタオルを手渡してくれた。将也さんには見えないように急いでアソコを隠した。
将也さんは体を拭き、バスタオルを腰に巻いた。
僕はシャツとボクサーパンツを穿いた。将也さんはバスタオル姿でソファーに座った。
僕もバスタオルでボクサーパンツを隠して隣に座った。
将也さんは部屋の電気を消した。
部屋はテレビの灯りだけだった。
将也さん「しゅうま、この前は俺、勃たなくて悪かったな…。それに風呂でしゅうまの勃ったチンポ…見ちゃったし…だから…」
将也さんはそう言って、リモコンを操作した。
テレビの画面には男女モノのエロDVDが流れた。
将也さんはすぐに自分の腰に巻いていたバスタオルを外した。
皮のかぶっている長い竿がぶら下がっていた。
将也さんはサッと自分の手で皮を剥いた。
僕「将也さん、どうしたの…!?急に。止めてよ…。」
将也さん「大丈夫だよ。これ、俺がいつもヌく時に見るDVDだから絶対勃つからさ!」
僕「え…そうじゃなくて…」
将也さん「なんだよ?俺の見たくないのか!?」
僕「見たいけれど…」
将也さん「じゃ、黙って見てろよー」
将也さんの行動が分からなかった…ノンケの将也さんが何故こんなことまでしてくれるのか。
僕は黙って将也さんを見ていた。
画面の灯りが引き締まった将也さんの体を照らしていた。
下を見ると無理やり剥いた長い竿が垂れていた。
将也さんは画面を見たまま…。
自分の手でしごいて刺激することは無かった。
やはり自分でしごく姿は見られたくなかったのだろうか?
既に僕のアソコはバスタオルの下のボクサーパンツの中で勃っていた。
将也さんはリモコンを片手に早送りしながら画面を見ていた。
将也さんの引き締まった体、座っているソファーに垂れ下がった将也さんの亀頭が届いていた。
僕はあの状況に戸惑いつつ、興奮状態だった。
僕は将也さんのアソコがいつになったら反応を始めるのか…期待していた。
唯一カミングアウトした人(10)
- by しゅうま at 12月15日(火)14時48分
- Number:1215144802 Length:1997 bytes
暗い部屋には男女モノの映像が流れ、女性の喘ぎが最小限の音量で流れていた。
僕はただ黙って将也さんの下半身を見ていた。
しばらくすると、ソファーに届いていた将也さんの亀頭が少し持ち上がった。
長さと太さが少しずつ増して、下向きに垂れていた竿が持ち上がっていく。
将也さんは一向に自分でアソコを触ろうとはしない。
将也さんが自分の唇を舐める音がして、大きくツバを飲み込む音が聞こえた。
みるみるうちに将也さんの竿は膨張して、将也さんのお腹にくっ付くほどに勃った。亀頭と竿の境目でだぶついていた皮が引っ張られ、完全に剥けた状態になった。
平常時でもボリュームのある将也さんの勃起は僕の勃起より少し大きく、太かった。
画面の灯りに照らされた将也さんの勃起は引き締まったお腹にくっ付くほど上を向いていた。
反ることもなく、曲がることもなく、真っ直ぐにそそり立った勃起だった。
将也さん「俺の…どう?」
僕「すごい…。」
将也さん「そっか…。男に勃ったチンポを見せたのって初めてだから…なんだか恥ずかしいもんだな…。」
僕「初めて?」
将也さん「そりゃそうだろ〜。銭湯とかでツレに見られることはあっても、勃ってないしな。」
将也さんは僕の手を引いて、自分の勃起に導いた。
僕は将也さんのそそり立った勃起を握った。
固くて、熱い、勃起だった。
将也さんはただ画面を見ていた。
僕は軽く上下に手を動かして、将也さんの勃起をしごいた。亀頭から竿の根元へと僕の手を動かしてみると、将也さんの勃起が更に固く、時々勃起にチカラが入ったようにピクピクと動いた。
気がつくと僕のボクサーパンツの上にあったバスタオルがソファーに落ちていて、ボクサーパンツ越しの僕の勃起が将也さんからも見えていたはず。行き場をなくした僕の勃起はボクサーパンツの中で斜めに伸びていた。ボクサーパンツの越しゴムの所には僕の先走りが染み出ていた。
僕は右手で将也さんのそそり立つ勃起をしごき、左手で自分の勃起をボクサーパンツの上から握った。
僕も自分の勃起を出して、思いっきり自分の勃起をしごきたかった。
将也さんは一切僕の勃起には触れてくれない…。
僕「将也さん…舐めてもいい…?」
将也さんは黙ったまま頷いた。
横から将也さんの勃起に口を近づけた。
前回とは違って、パンパンに張った将也さんの亀頭を口に含んだ。
一瞬、将也さんが「うっ………」と体を反応させて声を漏らした。
唯一カミングアウトした人(11)
- by しゅうま at 12月15日(火)15時27分
- Number:1215152749 Length:1940 bytes
僕は将也さんの亀頭から竿を欲張って出来るだけ喉奥までくわえた。
それでも将也さんの勃起を根元まではくわえ込むことはできなかった。
僕は舌を絡ませながらゆっくり上下に顔を動かして将也さんの勃起を頬張った。
将也さん「うっ…あぁ…あぁ…ヤバい…気持ち…いい…う…う…」
将也さんの勃起を舐めている僕の顔の横には将也さんのお腹があり、そのお腹の腹筋にチカラが入って動いているのが見えた。
真っ直ぐにそそり立った将也さんの勃起は固く、長太い。
僕は我慢が出来なくなり、恥ずかしかったが自分のボクサーパンツを脱いだ。将也さんの勃起をしゃぶりながら、左手で自分の勃起を握った。普段のオナニーでは有り得ないほど自分の勃起が固くなってた。
自然と自分の勃起をしごいていた。
僕は将也さんの金玉を舐めて、根元から裏スジに沿って舌を這わせ、亀頭まで舐め上げた。
将也さん「あぁ…すげぇ…たまんねぇ…気持ち良すぎ…る…」
僕が将也さんの亀頭と竿の境目(竿の裏側)を舐めると将也さんの亀頭から今まで以上に先走りが溢れてきた。
将也さんのツボは(ここ)だった。
僕はソファーから降りて、将也さんの向かい側に入って床に座った。
将也さんにも僕のビンビンの勃起が見えたようで、
将也さん「しゅうま…お前のもすげぇな…」
一言だけ発した。
僕は再び将也さんの勃起を口に含んだ。手を使わず、口だけで将也さんの勃起を上下にしごいた。
将也さん「あぁ…すげぇ…う…すげぇよ………しゅうま…俺…ヤバい…」
僕「将也さん…口の中に…」
将也さん「いいのか…?あぁ…ヤバい…ヤバい…出るぞ…出る…出る…あぁ…出る…」
粘り気がない感じの勢いのある将也さんの精液が僕の口の中に飛ばされた。
僕は将也さんの精液を口で受けながら、自分の手のひらの中で射精した。
慌てて将也さんがティッシュを僕の口元に持ってきた。
将也さん「しゅうま、早く出せよ。」
僕は将也さんの精液をティッシュに出した。
気がつくと、僕の手のひらから自分の精液が床に垂れていた。
将也さん「しゅうまも派手に出したな…」
将也さんが床を拭いてくれた。
僕は冷静さをようやく取り戻し、床に座り込んだままいた。将也さんが僕を抱き上げてソファーに座らせてくれた。
将也さん「しゅうま、悪かったな…口に出してしまって…。」
僕「ううん…うれしかったな…」
唯一カミングアウトした人(12)
- by しゅうま at 12月15日(火)16時09分
- Number:1215160946 Length:1960 bytes
将也さんはチカラ尽きたようにソファーに寝そべった。
先ほどまでそそり立っていた将也さんのアソコは半勃ちぎみでだらんとしていた。
僕「将也さん、こんなこと…どうして?」
将也さん「わかんねえよ…。」
僕「そっか‥。でも…ありがとう。」
将也さん「余計なこと言うな…恥ずかしいだろが。」
しばらく無言で将也さんは寝そべったままだった。
僕も黙ったまま…色々な感情が頭の中に溢れた。
しばらくして将也さんがリモコンでテレビを消した。
部屋はほとんど真っ暗になった。
将也さん「良かったのかな…。しゅうま、俺、付き合ったり出来ないよ?余計に苦しくならないか?」
僕「大丈夫…だと思うな…。これ以上のことは求めたって…。将也さんこそ…後悔してない?」
将也さん「うん…まぁ…。でも俺…どうしてこうしたのか…わかんねえ…。しゅうまへの気持ちは恋愛じゃないだろうし…。とにかく、わかんねえよ…」
僕「でも…僕、うれしいんだ。将也さんって優しいっていうか…」
将也さん「あれ?俺の優しさに今頃気がついたのかよ!?っていうか…俺がイケメンだから好きだっただけじゃなかった?」
僕「そうだよ!僕、イケメンにしか興味ないし…」
将也さん「よく言うよな…」
将也さんは笑ってテレビを点けた。
将也さんが起き上がって、ボクサーパンツを穿いた。
将也さんが僕のボクサーパンツを手に取って、僕に渡してくれた。
将也さん「しゅうまも早く穿けよ。っていうか…しゅうま、ボクサーパンツ…濡れ過ぎじゃないか!?」
僕は恥ずかしくて急いで穿いた。
将也さん「濡れ過ぎだよ…そんなに興奮していたのかよ!」
将也さんがベッドに移動して、
将也さん「さぁ、寝るぞ。しゅうまはそのままソファーでいいか?」
僕「一緒にベッドで…。」
将也さん「ダメだよ。また犯されたら困るし、しゅうまがまた濡れてもな…」
僕「はぁ?」
将也さん「冗談だよ!」
僕達は別々に寝た。翌朝、将也さんは吹っ切れたようにいつもの調子で接してくれ、2人でバイトに出掛けた。
その後も相変わらず僕達はバカなことばかり言ってバイトやプライベートも過ごしている。
あの日以降は特別なことはなく、普通に過ごしていて、僕自身も変な気まずさも意識しなかった。
将也さんは本当にイケメンで優しい楽しい男です。
あれ以上どうにもならない関係だが、僕は今も将也さんが大好き。
…完…