H体験?談 過去ログ(M-297)
隼人さんの体験?談 (無題)


無題

  • by 隼人 at 12月21日(火)05時07分
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これから書く話は、未だ未完の話であり、僕の未来へと繋がる大切な僕の人生のログです。
だから敢えて読者を誘うような漫画や小説みたいな表現は一切使わないし、エロ要素も期待しないで欲しい。これは僕と相方の人生の足跡になっていく。19歳の僕が言うのも難だけど。

僕は今19歳、大学に行ってます。冒頭に軽く触れたように、今は相方が居ます。
僕は彼氏って言葉が好きじゃない。なんだかそこで自分で差別を生んじゃってる気がしてならない。僕に取っては彼女も彼氏も変わらないんだから、一番しっくりくる相方って呼び方が一番落ち着いている。

19歳とは言え、自分でも色んな経験をしてきたつもり。
まず何よりも恵まれなかったのは親からの愛。小学生の時に家族がバラバラになってから、母さんと妹と3人で暮らし始めたけど、大の父さんっ子だった僕は母さんと全く馴染めず、結局19になった今、まるで腹違いの子供かのような関係になってしまった。
家庭のことに関しては、それだけで本が書けそうなくらい大変な思いをしてきたので、敢えて触れません。ただ、父親は今刑務所にいるそうです。

で、僕が初めて自分のセクシャリティに気付いたのは、中学校の時。
誰でも経験するとは思うけど、自慰行為を友達に習ったりしたのがきっかけかな。度々ノンケ友達に抑えつけられてオナニーされたり、修学旅行でもされたっけな。
でも高校に入るまでは彼氏とかそんなの考えもしなくて、単に思春期で性に興味があっただけ。中学校は案外真面目だった。

幸いにもその頃偏差値68くらいあった僕は、地元の進学校に入学した。高校生活が始まる。
高校に入って、中学のように誰かとイチャつくとか、そんな事は一切無かった。理性を抑えれた自分がある種不思議だった。
でも、決定的に僕がゲイに目覚めたのは、やっぱり中学の時の友達がきっかけだった。
高1に入ってしばらくした頃、中学の同窓会をした。
なぜかその頃小中と同じだった陸上部の友達と凄く仲良くなって、たまに遊ぶようになった。一緒に服を買いに行ったり、ご飯食べに行ったり。僕ももちろん友達としか考えてなかった。ただ、ある日プチ家出じゃないけど家に居るのが我慢できなくてその友達(以後Yと呼ぶ)の家に泊まりに行った事があった。
Yの家は狭い社宅で、時間も遅かったので親に内緒でベランダから僕を部屋に入れてくれた。
Yはしばらくしてそそくさと風呂に入っていった。僕は正直眠かったし、ベルト付けたまま寝ると次の日にはアザができるので、ベルトを外して軽く横になってた。
しばらくしてYが上がってくる。パンツ一枚で一瞬焦った。陸上部だし顔は皮肉にもイケメン。腹筋も普通に割れてる。
そのまま電気を消して、しばらくお互い自分の携帯を見たりして静かに喋ってたら、Yが「ほら」って言って、普通に男女物のエロ動画を見せてきた。実はYには中学の時に2回くらいノリでオナニーされた事があった。もちろん2人きりじゃなかったけど。
動画を見せられて、正直溜まってた僕は、「他ないの?」とか自然に言っちゃってた。
Yも乗り気で、取り溜めた自慢のエロ動画群を見せてくれた,笑。なんかYは必要以上にフェラの動画を好んで見せてきた。まぁ俺もノリでフェラされたいなぁとか言ってた。
したら突然Yが、「フェラしちゃあか?(方言)」って言って、ベッドで寝てたYが床で寝てた俺の隣に来た。「マジ?笑」って冗談まがいに聞いたら、普通にズボンを脱がしてきて、舐めてくれた。声我慢するのに必死だった。さすがにYも恥ずかしかったみたいで、1分くらい舐めてすぐに止めた。でもYが「俺もビンビンやし,笑」とか言ってきたから、それまでフェラなんてしたことなかったけど、しょうがなくYのを舐めた。やっぱり恥ずかしくて1分くらいでYがもういいよって止めた。その後、僕が我慢できなくて色々言ってたら、Yがめんどくさそうに手こきしてくれて、結局その日僕だけ出した。

多分この経験が僕には強烈なデビューだった。Yはリアルノンケで、その後同じような事が何回かあったけど、誘ってもダメな日の方が多くて、たまに止めろって怒られたりもした,笑。

それからゲイのSNSとか掲示板を始めるようになって、ぶっちゃけそこから高校3年間は遊んだ。ただヤリたい一心で年下の子探したり、顔だけで付き合って1週間で別れたり、たまには真面目に遠距離恋愛とかしたけど、やっぱり若いだけあって続かなかった。

で、そんなお遊び人生送ってたら、とうとう僕も大学生になってしまった。
その頃から正直自分の将来について考えるようになった。
ゲイの将来が無いのは分かってたけど、それまでそんな事は考えもせず逃げてきた。でもようやくその壁にぶち当たった。結婚はできないし、子供も出来ない。社会の偏見は消えないし、自分は長男で兄弟は妹だけだったから、いずれ結婚をせがまれるだろうし。

そんな事を考えながら大学生活をやりくりしてた今年の9月。
僕に貴重な出会いがあった。それまで僕はタメか年下としか恋愛したことなくて、年上なんて…って考えのやつだった。
ある日、夜寝れなくて、たまたまゲイのSNSでたどり着いた先に、23歳のタイプど真ん中の顔した人が居た。これが今の相方。
ゲイにこんな人居たんだ…。23とは思えない童顔。顔で選んじゃういつもの悪いくせ。気付いたら仲良くしてください〜みたいなメセージを飛ばしてた。
次の日から、その人と意気投合して、メールをするようになった。
最初はお互い探り探りで、結構な長文を平気でお互い返してた,笑。

で、何日か経った日、向こうから電話の誘いが来た。僕は電話では完全に聞き上手な方だから、あんまり喋らなくていい事を了承の上で、電話に応じた。
声聞いた感想は、まぁイメージ通り。でもなんか慣れてる感じがして少し嫌だった。
あ、もちろんただお互いの事を軽く話す程度の短い電話。

でもこんな俺にここまで興味持ってくれるんだし、こんな年上なら別に会ってもいいかなぁって思って、何週間かした後、2人で会った。
街のど真ん中で待ち合わせ。凄く緊張したっけな。しばらくして後ろから声かけられた。
身長低くてびっくりしたけど、ぶっちゃけ一目惚れした。イケメンっていうより可愛い系。小池徹平に似た雰囲気のするちっさい23歳,笑。僕は身長178あるけど、向こうは160くらい。絶対歩いてて僕のほうが年上に見られるなぁ…。そんな事考えてた。

初めてのデートは今でも印象深い。
天気は最悪。歩いて中心部まで移動する途中で雨がふりだして、傘持ってなかった僕は向こうの傘に入れてもらった。(なんて呼べばいいかわからないから、もう相方って呼びます。)
この時相方は、映画を見る予定だったみたいで、その時はバイオハザードの3Dを見ることにしたっけな。待ち時間にオムライス食って、しれっと奢ってもらって、あぁ年上っていいかもとか思った,笑。で、僕も相方も人生初3D。かなり凄かった。
相方は無駄にリアクションがでかくて、隣にいて妙に恥ずかしかった。
もちろん、この時はまだ付き合って無いですよ?。
で、映画の中盤、リアクションのついでに僕の左手が相方の腕を握った。「あっ」って思ったけど、相方も満更でもない無いみたいだったから、こっそり腕につかまってた。映画館、席は真ん中のほうだし、誰かに見られてないかキョロキョロしてた,笑。
で、さすがに恥ずかしくなって、腕を離した。すると、イスの肘置きの下で、また相方の手とぶつかった。その時は相方が僕の手を握ってきた。しかも指2本だけ,笑。

中途半端ーとか思いつつ、そのまま映画を見終えた。
お互い無駄に恥ずかしくて、その後一切映画中の事については話さなかった。
映画の後はラーメン喰って、終電ギリギリまでカフェでお互いの事を話しまくった。

俺の家庭事情は、最初に離したとおり最悪だったけど、相方も色々と苦労人だった。
相方は母親を亡くして、父とも別れて、祖父母の養子になって生活してた。だから、祖父母達が元気なうちに子どもの顔を見せてあげたい…とかいう話もしてた。
その話聞いたとき、「あ、この人将来の事考えてるし、いつかは結婚考えてるんだ。」とか思って、多分この人は好きになっても続かないだろうなぁとか考えてた。
それからというもの、僕らは毎日の電話が日課だった。相方が仕事終わってかけてくれる電話を毎日楽しみにして、短い時間だけどお互い鬱憤を晴らしてた。
でも、やっぱり人の感情って抑えきれなくて、デートから少し経ったある日、我慢できずに言っちゃった。
「俺、○○の事好き。」
たったそれだけ。直球勝負ってやつ?
余計に飾る必要は無かった。なんだかんだ言いつつ、相方も俺の家庭事情とか一緒になって考えてくれるうちに、俺の事を気になりだしたみたいで、その場でOKの返事をもらった。
もうそれから数日は地に足がつかない毎日だった。
なんてったって、初めての年上。今までのお遊びとは訳が違うし、なんだか本気で人を好きになる事の意味を知った。

しばらくしてまたデートしたりして、どんだけ相性良いんだよってくらいお互い最高の関係だった。で、2ヶ月が経ったある日、付き合いで合コンに行って帰ってきた相方から凄い落ち込んだテンションで電話受け取った。
やっぱり相方は将来的には結婚したいから、今の俺との関係に凄く悩んでたらしい。
いつかは彼女作りたいし、そうなると今の俺の存在が彼女が出来るまでの繋ぎの存在みたいに思われないか心配だそうで。
最初はこいつとんでも無いこと話してくれたなぁって感じ。
遊んできた19の俺には、そんな重い話想像も付かなかったし、改めてゲイの恋愛で悩まされる事になった。
別にその電話があったからって、別れるとかそういう事じゃ無いけど、こらからお互いにどういう関係がベストなのかゆっくり考えていこうっていう結論で、落ち着いた。だってどう考えても答えはでないから。そりゃ、俺が友達っていう関係に戻れれば一番良いんだろうけど、本気で人を好きになったら、そんなこと簡単に出来るわけがない。
それから何週間か悩み続けた。俺が自分から身を引けば、相方は楽に彼女探して幸せになれるのかなぁ。とか。もう俺に誰かと付き合う意味あるのかな、って考えすら出た。
でもやっぱりお互い好きって気持ちは変わらないし、むしろどんどん好きになってくばかり。

というかもう、ここら辺の話は執筆当時のかなりタイムリーな話。ほぼ現在進行形の話。

とりあえずは一旦切り替えて、お互いあまり深く考えないようにして、またいつもの日々に戻った。11月には相方の実家にお泊りデートしに行って、大学時代の後輩っていう設定で押し切った。
で、12月。もはや今月(この文書いてる当時)。

たまにやっぱり暗い話も出て、そのたび悩んでた。
で、僕も死ぬほど悩んで思ったのは、もう男をすきになるのは相方が最後でいいやって思ったこと。相方とこんなこと話してた。多分どっちかが女だったら、俺らは間違いなく結婚してる仲だって。それだけに、今の関係がもどかしくてしょうがなかった。

でも相方の未来もあるし、俺はある程度気持ちの整理をつけた。
男を好きになるのは相方で最後。もう俺の中では結婚相手と変わらない。
だから、あと何ヶ月かして俺に気持ちの見切りが付けられるようになったら、こいつを自由にしてやらなきゃって。相方じゃなくて、相棒。仲のいい親友に戻らなきゃって。
結婚ができなくて、相方と一生を共に出来ないなら、せめて親友で居れば一生仲の良い関係で居られる。相方に家族が出来ても、家族ぐるみで絡むんだって。
相方も言ってくれた。「将来、絶対家族ぐるみで絡もうね。一生仲良く居よう」って。

その時はもう訳がわからないくらい泣いた。まだ付き合ってるけど、眼に見えない所でカウントダウンのタイマーが作動してる。いつ終わるかわからない。果たして相方に彼女が出来たとき、僕は耐えられるのかなぁって。

それからというもの、相方の付き合いで行く合コンやらオフ会に、一々ビクビクしてた。

でもそんなある日、そんなのもぶっ飛ぶくらいの事件が我が家に起きた。
ていうかこれはもう、1週間前くらいの話。

母親からこんなメールが来た。家ではほとんど喋らないから、基本家にいてもメールで連絡が来る。
「3月28日に〇〇(妹)と一緒に引越します。何も出来なくてごめんね一人でしっかりと生きていってください。」

つまりはこういうこと。
母さんには再婚を考えてる相手が3年前くらいから居た。
で、ついにその人のところへ引っ越すらしい。妹と一緒に。その中に僕は含まれてない。
僕はついに家族を失った。ぶっちゃけ、僕も再婚相手の所には絶対に行きたくないし、それはそれでしょうがない結果だったけど、まさか母親にこういう形で捨てられるとは思わなかった。

しばらく考え込んだ。
学費やら生きていく事を考えると、学校は続けられそうもない。
先生に話して休学することにした。これは2日前の話。

一旦自分の中でも、ゆっくりと考える時間が欲しいし、地元に居ても辺に周りの人に気を使わせて、自分が気疲れするだけだろうから、地元は離れようと決心した。
まぁ1年間は確実に休学取って、その間に社会に出て働いて、社会経験積むしかない。そう考えてた。

でも、いきなり一人暮らしするだけの資金力なんて僕にはないし、こんな状態だから親も頼れない。だから寮付きの変なとこに就職するしかないなぁとか思いつつ、相方と毎日のように今後の事について悩み抜いてた。
でもある日、相方が思わぬ事を言ってくれた。
「家にきなよ。ってか来い。」
考えもしなかった言葉に、心臓が止まりかけた。
相方ってこんなに頼っていいものなのか、自分の中でも訳がわからず、曖昧な返事しか出来なかった。でも実際それが一番無難だった。しばらく相方の家で面倒見てもらって、働いて、ある程度お金貯まったら相方の地元で家を探す。
そういう方向で考えもまとまりだした。

そしてまさに今日、またまた相方に驚かされた。
相方からメールが来た
「家に来てもいいってさ♪」
自分の目を疑った。
どうやら相方は、祖父母達に僕の事をあくまでも友達として話したらしく、家の人に許可まで貰ってくれたらしい。

行くしかない。

決心は固まった。むしろこれで相方が家族のような存在になるのを考えれば、相方に彼女が出来てもすんなり受け入れられそうな気すらしてきて、幾分か落ち着いた。
相方も、僕を弟みたいに受け入れるつもりらしくて、考えすぎだけど、俺が20になって自分だけで養子縁組の手続き出来るようになったら、相方の家族にさせてもらおうかな。
馬鹿らしいけどそんな事すら考えた。家族に捨てられた今じゃ、俺も独り身。今までも仮面家族みたいなもんだったから、取り分け家族に対する思い入れは本当に強い。

まぁ、そんな先の話はさておき、僕は相方と同じ屋根の下で、弟として生きていく事になりました。
引っ越すのは年明けで、2月前くらいを考えてます。

荷物は順次送っていいそうで、近く荷物もまとめないといけません。
人を本当に好きになるって、多分こういう事なのかなぁ。
所詮19の僕だけど、そう感じます。

実は12月25日の土曜日に、相方の家にこっそりお邪魔させてもらって、サプライズパーティーをする計画があります☆
こっそり仕事帰りを待って、帰ってきたらサプライズパーティー。

もう随分前に実家の人に許可を貰って、飾り付けのための道具とか、ケーキの予約とか済ませてます。
その時の事も今後書いていこうと思います。

本当に長い文章になってしまいましたが、これで最後じゃありません。
あくまでもこれは現在進行形の話なので、この先何があるかもわかりません。

どうか、長い目で僕らを見守ってくれればと思います。

では、必ずまた更新します!

最終更新:12月16日