壁がある・・・
- by ゆうし at 12月10日(月)22時10分
- Number:1210221004 Length:1980 bytes
こんばんわ。
僕は高校1年生のゆうしです。
こっちの世界には、最近染まってきたところです。
彼氏に近い友達がいます。彼の名前はナオ。
同性愛者の皆さん。誰かにカミングアウトしていますか?
ナオは親に自分がゲイであることがばれました。
それからナオは親から愛情を注がれなくなりました。
だから俺がナオを守ってやらないと。そう思っています。
あれは2007年の夏のできごとです。
僕は、 本当に普通の高校一年生で
彼女もいるし 普通のエロイ話も好きだった。
ゲイなんて ゲイのGの字にも触れたことがなかった。
そんな僕の一番の親友はナオで、彼とは中学生の時から同じテニス部。
いつものように自転車でナオが俺の家まで迎えに来てそっから学校にいく。
本当に平凡で 一般的な人生だったのだと思います。
『夏休みっていつから?』
「21日から。」
『そっか。楽しみ!』
そんな程度の会話が日常。
俺らはいつも一緒にいました。
クラスも一緒で
部活も一緒
家の方向も一緒
親同士だって仲良し。
休みの日は必ず俺の家かナオの家でゲームをする。
ベッドの上に座ってゲームをする俺の膝に
ナオがひょこんと乗ってくる。
「おもてぇよ(笑) どいてよ」
『いいじゃんかぁ。 』
「みえねぇよーー」
『いいの!』
蝉の鳴き声が響いてくる二人っきりの部屋の中。
二人はタンクトップと短パン
その上ナオは俺の膝の上で無邪気に騒いでいる。
でも こいつに何かしてやろうという気は全く起きない。
なぜなら俺はノンケだから。
今日はナオが俺っちに泊まることになった。
ナオが一緒に風呂に入ろうといってきた。
別にかまわない。
『ゆうし。 なんでちんこ隠すんだよーー!』
「うるせぇよ! 別にいいだろ!」
『ほら見せろよ!』
「どうせついてるもんなんてお前と一緒なんだから」
ゲイなんて言葉すらあまり聞かない俺だから
ナオのこのゲイっぽい行動もゲイっぽいとは思わなかった。
寝るときもナオは俺から離れない。
布団を出してやるって言っても
彼は二人でベッドで寝ればいいじゃん と言う。
あ・・ っそ。 わかったよ。一緒に寝てやるよ。
つづきます。
壁がある・・・
- by ゆうし at 12月10日(月)22時33分
- Number:1210223326 Length:2112 bytes
ベッドに入るやいなや
ナオを俺をいじめる。
首をしめたりほっぺをつかんだり。
俺もナオをいじめてやる。
ほっぺつかんだり
パンツの中に手をいれてみたり。
そんなことしてるとナオが
『ゆうし〜♪ 大好きだよ』
「キモイわー♪」
『うわ!ひでぇ』
「あはは うそ!俺も好きだよ」
『でも本当はユカ(俺の彼女)が好きなんだろ?』
「まぁね。 お前も彼女作れば?」
『彼女とかめんどくさいよ・・。だって俺女興味ないし』
「なんだお前 ゲイかよ(笑)」
『はは そんなわけないじゃん』
そして
次の日 二人は一緒に学校にいった。
時々ナオと出会った日のことを思い出す。
なんにもわからない俺は
テニスをする先輩に憧れて
テニス部にはいった。
テニスなんて全くの初心者だったから
この部活でやっていけるか心配していたけど
ナオが話しかけてくれた。
そして仲良くなった。
下手な俺をいつも部活終わった後残って教えてくれたり
試合で負けた時の罰も一緒にうけてくれた。
そんなナオを親友に持った俺はすっげぇ幸せなんだと
時々。。 思う。
夏休みになって
部活の合宿が始まった。
3日間だ。
ナオがきていない。
おかしいと思ってナオに電話をかけてみた。
出ない・・・。
練習が始まっちゃうから
電話は夜にしようと思って俺は練習に参加した。
夜になって電話をかけてみる。
すると
「はい。」
「あれ、どうしておばちゃんがでるの?」
「今日 ナオケータイ忘れてったみたいなの」
「え ナオはどこにいったの?」
「テニスの合宿って言ってたよ。 あれ ゆうしくんと一緒じゃないの?」
「え・・? ナオ 今日来てません。」
「 あのバカ・・・」
「何かあったんですか・・?」
「あんな子は もうどうなったっていいから。」
俺は何がなんだかわからなかった。。
「どうゆうことですか!」
「ゆうしくん。 あの子はね 男が好きなのよ!!」
言ってる意味がわからない・・
どうしておばちゃんはナオの事どうでもいいなんていえるんだ・・
ナオ お前は一体どこにいるんだ。。
つづきます。
壁がある・・
- by ゆうし at 12月10日(月)22時55分
- Number:1210225524 Length:2181 bytes
「おばちゃん。 ナオは今どこにいるの!」
「知らないよ。あんなこ。。もう帰ってこなくていい」
そういってナオの母親は電話を切った。
俺はあせった。
俺は体調が悪いから帰ると顧問につげ、
あてもなくナオを探しに街を走り回った。
パジャマだったけど。。 今はそんなことより
ナオ。。 お前が心配だ。
何時間走ったか。。
時計をみるともう夜中の3時だ。
公園、学校 ゲームセンター
あらゆるとこを探したけどナオはみつからなかった
俺は親にこのことを相談すべきだと思って
一旦自分の家に戻ることにした。
家の門の前に なにやら影が。
ナオ・・。
俺はすぐにナオに駆け寄った。
ナオが震えている、
夏とはいえ夜中の3時の外気温は寒い。
それにナオの格好は タンクトップと短パン。
寒いにきまってる。
「ナオ大丈夫?」
『ゆうし・・ なんでここにいるの?』
「ナオを探してたんだよ。」
『どうして・・?』
「どうしてって・・ ナオが心配だからだよ。」
ナオの目からは涙があふれていた。
ひとまずナオを家の中にいれた。
親はもう寝てるみたいだ。
ナオを俺の部屋にいれて
ココアを作ってもっていってあげた。
「寒かっただろ?」
『うん・・』
「風呂入るか・・?」
『いい。』
「ストーブもってこようか?」
『大丈夫』
「じゃぁ とりあえず俺のパジャマ着ろよ。長袖だし
それより暖かいよ。」
俺は自分のパジャマを脱いで ナオに着せた。
そしてナオの着ていた服を着た。
『あったかい・・』
「ずっと俺がきてたから・・」
『心配かけちゃって ごめんね』
「いいよ。」
『母さんから なにか聞いた?』
「少しだけね。お母さん すごく心配してたよ。」
俺はナオを安心させるために嘘をついた。
『本当に・・?』
「うん・・。」
ナオはゲイ・・。
ナオはゲイ・・?
俺はナオの母親の言葉が気になってしかたなかった。
「ナオ。。 お前のお母さんから話は少しだけ聞いたけど
ちゃんと俺に話せ。」
『でも。。 』
「大丈夫、俺はナオの事全部うけとめてやる。
安心して話せ。俺ら親友だぞ?」
ナオは
かたりはじめた。
つづきます
壁がある・・・・
- by ゆうし at 12月10日(月)23時11分
- Number:1210231117 Length:1837 bytes
ナオは語り始めた。
自分がゲイであること
今朝、母親にケータイの中身のゲイ動画や画像を見られた事。
親にゲイは病気だと言われた事。
そして親に ”もうあんたにご飯作らない。 学校にも送っていかない。
自分で全部しなさい” と言われた事。
だからナオは寂しくて家を飛び出したらしい。
「ナオ・・」
『あと・・ 俺 ずっとゆうしが好きだった。』
「え・・」
『 あ・・・ ごめん ゆうしはノンケだし・・彼女もいるし・・
ごめん・・ 』
「うん・・。」
『俺・・ もうあの家に居場所がないよ・・。』
ナオは泣きながら 話していた。
居場所がない・・
高校生の子が一人で生活できるわけない・・
どうしても 親に養ってもらわなければならない。
かといって俺の家で面倒も見れない。
ナオの居場所・・
『俺・・ 自殺しようかと思った。 俺には居場所がないから・・
でも お母さん心配してくれてたんでしょ・・?』
「うん・・」 心配してなかった なんていえるわけない・・。
『よかった。。 』
朝がきた。
「大丈夫か・・?」
『うん。 ごめんね。』
「うん。 頑張れよ。」
ナオは家に戻った。
俺は ナオの母親が ナオの事を理解してくれる事を祈った。
俺は 一仕事終えたし 昨日は寝て無かったから
すこしベッドに横になっていた。
何時間すぎたろう。。
目覚めた時には夜の7時を回っていた。
するとメール履歴が
15時 ナオからだ。
『 うそつき。 お母さんは俺を心配なんかしてなかったよ。
ゆうしのうそつき。』
俺はそのメールを見た瞬間
体が凍りついた。
・・・
そのとき
『俺、自殺しようかとおもった。』 というナオの言葉が頭をよぎり
ベッドを飛び起きた。
服は昨日のナオの服だ。
そんなのはどうでもいい。
ナオが死んじゃう・・
俺は泣きながらナオの家に向かった。
ナオ 死なないで
つづきます。
壁がある・・・・5
- by ゆうし at 12月11日(火)20時13分
- Number:1211201328 Length:1803 bytes
ナオの家についた。
「おばちゃん・・ ナオは?」
「さっきどっかに行ったみたいだけど。」
「そうですか わかりました。」
俺はナオに電話をかけた。
だが出ない。
何度も何度も
くりかえしかけた。
『なに?』
「ナオ 今どこにいるんだよ!」
『どこだっていいじゃん。』
「言えよ。今どこにいるんだよ!」俺はもう泣き叫ぶようにナオに問いかけた。
『公園。』
「わかった。 すぐいくから動くなよ」
俺はすぐに走って公園に向かった。
ナオが死んでなくてよかった。
公園につくと
ナオはぶらんこに座っていた。
「ナオ!」
「ナオ ごめん・・ 」
『いいよ。 別に。』
「ナオ・・ 死ぬなよ。 絶対に死ぬなよ。 お前が死ぬと俺が困るんだよ!」
ナオは泣きながら
『ここ、 お母さんと小さいころよく来たよ。 保育園に迎えに来てくれてそして手つないでこの公園にきて
お母さんにぶらんこ押してもらったり。砂場でトンネルもつくった。
昔ね、 そこにはすべり台があったんだけど、その滑り台で滑ってくると
お母さん 俺を受け止めてくれたんだよ・・・』
涙が止まらなかった。
ゲイであることは それほど人間を失望させてしまうのか・・?
どうして・・・・?ナオはなにかいけないことをしたの・・?
ナオの親だってナオがかわいくないはずがない。
なのにどうしてナオを拒むの?
『ゆうし・・・ ゲイの俺って 病気なの・・?』
「病気なんかじゃない! 男は男を愛しちゃいけないなんて誰がきめたんだ!
ゲイをバカにするやつなんてほっとけよ! お前はお前で好きになったヤツを愛せばいい。
それが男であっても別にいいじゃんか!」
ナオは泣きながらも笑顔を見せてくれた。
俺の胸の中で何度も何度も俺の言うことに「うん」とうなずいた。
つづきます。
壁がある・・・・6
- by ゆうし at 12月11日(火)20時40分
- Number:1211204029 Length:2322 bytes
今日もナオを俺の家に泊めた。
ナオの親には俺が連絡をした。
ナオにパジャマを着せて
ナオを寝かせた。
ナオが寝たあと
俺はパソコンを開き、 同性愛 について調べた。
日本における同性愛の現状や偏見。 まだ日本には偏見の目が多いらしい。
アメリカでは同姓結婚もみとめられてることや、ゲイタウンなんてのもあることを知った。
ゲイであることを隠さず、堂々としている。
だったら日本でもゲイは堂々としててもいいんじゃないのか・・?
次の日、 俺はナオと手を引きナオの家に向かった。
「お父さんはこのこと知ってるの?」
『お父さんは知らない お母さんが恥かしくて話せないって言ってた。』
ナオの家につき チャイムを押す。
「はい。」
「こんにちは。」
『ただいま・・。』
沈黙の後。。
母「とりあえず、 二人とも 中に入れば・・」
俺とナオはリビングにいき 腰を下ろした。
「おばちゃん。 ナオから話 聞いたよ。」
母「 そう・・・。 」
「おばちゃん ナオは病気なんかじゃないよ?」
母「病気にきまってるでしょ! 男がすきなんて普通じゃないわ!」
「確かに男が好きな人は珍しいかもしれない。 けどこれを見てよ!」
俺は 同性愛の国内最大パレード ”レインボーパレード”の写真をみせて
「こんなにいっぱいいるんだよ? 男がすきでもいいじゃん。」
母「 あんたは普通の子だからそんなこといえるのよ!
ナオみたいにホモの子をもった親の気にもなってみなさいよ!」
「ショックな気持ちもわかります。 けど ナオは性的少数派なんです。」
母「あんたには関係ないわ。私はホモなんて大嫌い。」
『お母さん・・・ 』
ナオが泣き出した。
「おばちゃん。 子供は親に見捨てられるのが一番つらいんだよ?
ナオの気持ちだってわかってあげて。理解してあげて!」
母「普通に戻りなさいナオ!」
『無理だよ・・ 俺はゆうしが好きなんだよ。』
母「ゆうしくんは女の子が好きなの! だからあんたとは付き合えないわ
あきらめなさい!」
「いいえ。 おばちゃんがナオを愛してやれないなら
俺がナオの事愛してやる。 ずっとずっと
俺がナオの側にいてやる。!!」
俺はこの母親には何を言っても無駄だ。父親も同じ考えかもしれない。
そうしたらナオを愛してやるのは誰だ・・? そう思ったから
俺はゲイになることを決めた。
俺は彼女を捨てる。 ノンケを捨てて
ナオを守る。
『え・・』 母「え・・」
つづきます。
壁がある・・・・7
- by ゆうし at 12月15日(土)21時14分
- Number:1215211427 Length:1976 bytes
ショウさんありがとうございます。
「え・・」 『え・・』
俺はナオの手をつかんでナオの家を後にした。
二人は無言のまま、あの公園へと来ていた。
そしてブランコにすわる。 『ゆうし〜。さっきのことなんだけど、あれは口が先走って言っちゃっただけ?』
俺は、今 すごく不思議な気分でいる。
さっき、 ナオの母の言葉に対して 俺がナオを守ってやりたいと思ったこと。
なんであんなふうに思ったんだろう、 俺はナオのことがすきなのか?
いや・・ 俺はノンケのはずだ。
「違うよ。 さっきはホントにお前のお母さんにむかついたんだよ。だからお前を守ってやれるのは俺しかいないだろ?だから・・」
『じゃぁ 俺を愛してくれるの?』
「守るよ。お前を守るよ。ユカよりもお前のほうが大事なんだ。でも付き合うとかそうゆうのは・・」
『そっか。やっぱゆうしはノンケなんだな。 俺の事はいいから
ユカちゃんを幸せにしてあげて。気を使ってくれたんだよな。
ごめんな・・。』
ナオは立ち上がって歩いていった。
「ナオ。 どこいくんだよ。 行く当てあるのかよ。」
『いくあてなんてないけど・・ 今は一人になりたいんだ。』
「ナオ。 今日は俺っちにいろよ。」
『悪いよ・・。 それに俺は今ゆうしに振られたんだよ?』
俺はなんて答えて言いかわからなかった。
俺がナオをもっと傷つけるかもしれない・・
俺がこんなに頼りなくって ウジウジしてるから・・
ナオの事もっと傷つけちゃうかもしれない・・
返す言葉がみつからない・・
黙っているとナオはまた歩き始めた。
俺は自分が情けなくて
ナオの背中を見つめてるだけだった。
ナオが角を曲がったとき ナオの姿が見えなくなったとき、
何かに押されるかのように俺はナオをおいかけていた。
ここでナオをおいかけなかったら
俺はもうナオと一緒にいれなくなる。
「ナオ!」
俺は歩いてるナオに呼びかけた。
ナオは振り向くと笑顔を返し、また歩き続けていた。
「ナオ!」
俺はもっと大きな声で呼んだ。
つづきます。
壁がある・・・8
- by ゆうし at 12月15日(土)21時52分
- Number:1215215212 Length:2380 bytes
もっと大きな声でナオを呼んだ。
するとナオは走り始めた。
ナオと俺の距離は遠くなっていく。
「ナオ! 待てよ! ナオ!ナオ!」 と俺は何度も何度もナオを読んだ。
いかないでよ・・。
ナオいっちゃやだよ・・。
ナオも泣いてるのかな・・? 俺みたいに。。
俺は涙を拭きながら ナオを追いかけた。
俺は・・・ ただ一時のふとした拍子に思って言葉にだした
”ナオを守る ナオを愛す”
この意味がどれほど重いか知らなかった。
その約束を あいまいな答えで回避しようとして ナオを傷つけてしまった俺が
なんてバカだったんだろうと 今 すごく後悔している。
日は傾きはじめて 虫の声が聞こえる。
俺は ナオを呼ぶことも涙を流すこともできなくなるくらい疲れていた。
ナオのスピードが落ちてきて 俺は ナオにおいつき ナオを抱きしめた。
けどナオが俺の腕の中でもがく。 ナオの涙や鼻水が俺の顔にかかる。
俺は絶対にナオから手を離しちゃいけない。
ナオが なき、うめきながら 俺から逃げようとする。。
声にならないような声を上げて 顔はもうナオではないかのように崩れていた。
そんなナオを見て 俺も 涙が止まらなくなっていた。
「 ナオ・・ ごめんな。 つらかったな。苦しかったよな。
俺 ナオの事わかったような口きいてたけど なんにもわかってなかったよ。
ごめんな ナオ・・。 本当にごめんな・・。」
ナオの動きがぴたりとやんだ。
『俺を必要としてるやつなんかもういないよ。生きてる意味なんてないよ。』
「お前を必要としてるやつが 一人だけ いるとしても、お前は死ねるか?」
『え・・・?』
「ナオ、 さっきはごめん。 俺にはお前が必要だ。」
『それも 俺がかわいそうな人間だからか? だから同情してくれてるのか?』
「違う。 お前がいない人生なんて つまんないよ。」
「さっきは ウジウジしたこといって お前との約束破っちゃってごめん。
でも もう俺約束破んないよ。 ホントに ホントに
お前の事 守るよ。」
なんだろう
人を好きになる瞬間って
これなのかな・・?
俺が
ナオを愛したいと本気で思ってる。
俺はナオに
軽く頭にキスをして 強く抱きしめた。
「帰ろうか。」
『うん。』
つづきます。
壁がある・・・9
- by ゆうし at 12月18日(火)23時08分
- Number:1218230830 Length:2616 bytes
しょうさん 本当にありがとうございます。
ナオとの帰り道、
帰り道が長いな・・。
ここまでくるのに必死だったし・・
こんなとこまできたんだな。
「ナオ 今日俺っちでいいよな?」
『うん。』
『ゆうし 飯食わない? 俺 おごってやるよ・・?』
ナオが飯おごってくれるなんて・・。
ナオなりのお礼なのかもしれない。
別に お礼なんていいのに!
俺は心の中でクスクスと笑った。
「マジ? ありがとう!」
変な格好だけど ま いいか。
俺とナオは 吉〇屋で牛丼を食べた。
うまかった。
なんか・・ 今日の牛丼は なんか うまかった・・・。
ナオのやつ 大盛りおごってくれたよ。
ありがとう。
「なんだよ!」
『え・・ 』
ナオが黙ってる
俺をちらちら見ながら 俺の横を歩いてる。
「なんか喋れよーー」
『あ うん。 えっと・・』
俺はナオの尻を軽く蹴った。 すると
「いってぇなぁ なにすんだよー。」
ナオが倍くらいの力で蹴ってきた。
こんなことだけど
俺はすっごく嬉しかったよ。 なんか・・・・
嬉しかったよ。
今日も 長かったね。
色々ありすぎたなー
二人は家についた。
「部活、 さぼっちゃったな〜」
『 そだな・・。レギュラー 大丈夫かな・・?』
「補欠に格下げかもな。 俺も補欠になるかもな。」
『なんか ごめんな。』
「気にすんな。」
夏休みということもあって
俺っちの親がナオの長期滞在を快く受け入れてくれた。
俺の母がナオの親にナオが俺っちにいることを伝えた。
ナオを風呂にいれた。
俺のタンクトップをパジャマ代わりにして寝るみたいだ。
「ナオ 布団なんて いらないよな?」
『うん。』
まだ9時か。。
「ナオ 何か見るか?」
『え 別にいいよ。』
「ゲーム するか?」
『 気分じゃないよー。』
こいつは 何がしたいんだろう。
なにがナオの楽しみなんだろう・・。
まだ 俺ナオの事 あんまり知らないんだな。
ナオが喜ぶこと 早く探さないと。
俺があまりにナオ ナオ って言うからナオが笑いながら
『 お前 聞きすぎ。 じゃ ゆうしは何がしたいの?』
「ナオがしたいこと。」
『 じゃぁ 俺 CD聞きたい!』
「これか? いいよ。」
HY
『 これ 好き。 歌詞がいいよね。』
”だからお願い 僕の側に いてくれないか 君が好きだから。
この思いが 届きますように 願いがかないますように。”
つづきます。
壁がある・・・・10
- by ゆうし at 12月18日(火)23時29分
- Number:1218232908 Length:1325 bytes
・・・・・・
ナオが寝たみたいだ。
俺は音楽をとめた。
そしてケータイを開いた。
”別れて。 ごめん。 俺、好きな人ができちゃった。
本当にごめん。”
俺はユカにメールを送った。
すぐに返事は返ってきた。
”ヒドイよ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・。”
あーあ
嫌われちゃった。 まぁしかたないよ。
ナオの寝顔を見て
「のんきに寝やがって。せっかく ユカとラブラブだったのに お前のせいで
お前を好きになったよ バカやろう。」
と心で思っていた。
ナオが愛しい。
きっとこの感覚は・・ 息子を愛しく思う 父親に近い感覚なんだな
きっと そんな感覚なんだろうな
俺はナオのほっぺに軽く唇をつけて
ナオの背中に沿うようにベッドにもぐった。
俺が起きた時にはナオはベッドにいなかった。
『起きたね。 おはよう』
「 おはよう。いつから起きてたの?」
『ん? 10分くらい前だよ。 お前の寝顔じっくり見たからな。』
「かわいかっただろ! 俺もお前の寝顔昨日凝視してたからな。!」
『かわいかっただろ!』
朝から こんなバカな会話ができる。
俺っち ホントにバカだなぁ・・
バカでよかったよ。
ホント
バカでよかったよ。
つづきます。
壁がある・・・・11
- by ゆうし at 12月19日(水)19時12分
- Number:1219191257 Length:2437 bytes
俺とナオは今日こそ一緒に部活行くことにした。チャリにナオを乗せて
俺は学校に向けてペダルをこいだ。
結構みんな優しくて 大丈夫だった。
9時から始まった部活は 早々もう16時になっていた。
今日の部活は終了して
明日は部活が休み。
部活の友達と飯を食いに行った。 友達って やっぱいいよな。
高校に入る前、俺は母に言われた。
「高校の部活でできる友達は 一生付き合ってく友達だから。大事にしなさい。
大学でも友達はできるけど、結局はみんなばらばらになるんだから。
高校の友達は一生の宝物だよ。」
確かに その通りだ。
この苦しさと 喜びは こいつらとしか 味わえない。
ちょっと話しが脱線してしまった^^;
夜7時。 友「カラオケいかない?」 と友達に誘われた。
俺は持ち合わせがないから断った。
「いかない。 金もってねぇや。」
『あ 俺も。」
「ナオかえるか。 乗れよ。」
俺はナオをチャリに乗せた。
友「ナオ ゆうしと帰るのか?? なんで?」
「こいつ 俺っちに今ホームステイしてるから(笑)」
友「いみわかんねぇ(笑) まぁ じゃぁな。」
「『バイバイ』」
チャリに乗ってるとき ナオがこういった。
『俺 今 すっげぇ幸せだよ。』
「なんで?」
『部活にもいけたし。みんなと遊べたし。ゆうしと帰れるから。』
「バカ。」
俺の心の中もなんか暖かくなった。
こんな関係(両思いとわかってるのに、そこから進めない)は
俺もなんか痒い・・
家路につく。
そして ナオと風呂に入る。
「ナオ。 明日 二人でどっか遠くいかない?」
『遠くって?』
「遠くっていっても・・ 歩いていける距離だけどね。」
『いいよ!』
『ゆうしって 結構毛薄いんだな。』
「そう? あ でも脇は薄いかも。」
『いつから毛生えてきた?』
「ちんこ?」
『うん。 俺は 中1の夏休み。』
「俺もそんくらいかな。」
程度の低い会話・・。
「 なんで お前はゲイなの?」
あ・・ 変な事聞いちゃったかな・・?
『んー 初恋がお前だったから。』
「初恋が?」
『うん。 中2くらいんとき、Tの財布がなくなったときさ
俺のせいにされたやつあったじゃん? 合宿で。』
「そうだっけ・・?」
『なんか 俺貴重品係りで みんなの貴重品預かってたんだけど。
Tの財布がなくなったとき俺のせいにされたじゃん。 覚えてない?』
「覚えてないかも・・。」
壁がある・・・・12
- by ゆうし at 12月19日(水)19時23分
- Number:1219192314 Length:1248 bytes
『覚えてないの?』
「覚えてないよ。」
『まぁ そこで、 俺のせいにされたんだけど。
ゆうしがずっと財布捜しててさ。 みんな どっかいっちゃったのに
ゆうしだけは俺と一緒に探しててくれたんだぞ?
で ゆうしが Rの鞄の中から財布みつけて。
俺の疑いも晴れたんだけど。 俺そのときかな。 ゆうしのやさしさに惚れたの。』
「へー。 そんなこともあったきがする・・。」
『あったんだよ!』
『俺に2年も片思いさせやがってお前は・・
のんきに女つくりやがって(笑)』
「お前が俺を好きなこと知らなかったし・・。俺そんときはまだノンケだったし。」
あ・・ なんか意味深な発言しちまった。
ナオがくいついてくる;;
『じゃ 今はノンケじゃないの?』
俺は 今俺が思ってる事を言うことにした。
「今は・・ ノンケじゃないかも・・ユカとも別れたし。」
『マジで?』
「うん・・」
『なんで・・?』
「んなもんお前に関係ねーよ。」
「出ようよ。」
俺とナオは風呂を出た。
そして 俺の部屋に入って
すぐに俺はベッドに横になった。
するとナオが入ってきた。
『気になる。』
「おやすみ!!!」
俺はナオの手をぎゅっと握った。
そして 俺は寝た。
壁がある・・・・13
- by ゆうし at 12月19日(水)19時44分
- Number:1219194439 Length:2217 bytes
俺は目を覚ました。
昨日握った手は まだ握られたままだった。
俺はナオを起こさないように手を解き
着替えて 髪の毛を洗って、
歯磨きをした。
そして トーストをもって部屋に戻った。
するとナオはもう起きていた。
『おはよう。』
「おはよう。 ほら。朝飯。」
『ありがとう。』
「9時に出るから支度してね。」
『どこいくの?』
「ん? どこいくかー 公園かな。」
俺はナオと一日、お金使わないで ゆっくり過ごしたかった。
色々とナオと話しをしたかった。
俺は母に弁当を頼んでおいた。二人分。
「今日は 金もって行くなよ。 」
『え なんで?』
「今日は 金は使わないで 遊ぶの! 弁当作ってもらったから。」
『あ わかった。』
なんか今日の俺 変かもしれない。
俺は タンクトップと短パン。サンダル。
ナオにも同じ格好をさせたかった。
だから俺の赤のタンクトップに対して
緑のタンクトップ。
俺らを見る周りの人間に
俺らが仲良しなのを見てもらいたい。
あと、 カップルと思われたい・・・。
だから 俺は同じような格好をナオにさせた。
俺とナオは 母が作ったお弁当と バスケットボール一個持って
家を出た。
俺らは ある小学校についた。
俺っちのすむ地域のなかで一番規模の小さい小学校。
夏休みだから 誰もいなかった。
俺とナオは そこでバスケをしていた。
時間を忘れて
スポーツをやっていつ者同士。 体つきがよくて・・
なんか簡易ゴールにシュートを決めるナオの脇とかがセクシーに見えた。
お弁当をおいしいといってくれた。
誰もいないとこで二人きりというのは 本当に落ち着く。
俺らは バスケットボールをパスしあっていた。
今なら 言えるかもしれない。
「ナオー。」
『何?』
「俺 お前が好きかも知れない。」
『冗談だろ?』
「いや・・ 最近 ずっとお前が気になってて
その・・ ユカを好きじゃなくなってく自分がなんかすごく不思議で
ユカの事より お前の事が気になってて。
」
バスケットボールの動きがナオの手の中で止まった。
『ゆうし・・・?』
「あはは。 バカみてぇ 俺。 ナオに惚れてやんの・・」
つづきます。
壁がある・・・・14
- by ゆうし at 12月21日(金)18時44分
- Number:1221184447 Length:2815 bytes
ようさん天さん ありがとうございました。
「ナオに惚れてやんの・・」
少しの沈黙の後、 ナオからボールが返ってきた。
「何か言えよ。」
とボールをナオに渡して言う。
『えっと・・ 本当に本当に?』
「本当に本当に!」
『本当に本当に本当に?』
「本当に本当に本当に本当に!!」
『本当に本当にほn「しつけぇよ!本当にったら本当にだよ!」』
『ゆかちゃんは?』
「別れたってば」
『好きじゃないのか?』 「ユカよりお前がすきなの!」
『じゃぁ 両思いじゃん。』
「うん。 そんだけ?」 俺は 付き合おう という言葉を期待していた。
『うん!そんだけ』
ナオが笑顔でこう言った。
え・・ って感じだったけど・・・
俺はそれ以上何も言わなかった。
運動した汗と 冷や汗が混じってる。
ナオの髪は汗でぬれていてぺしゃんこだ・・
『ゆうし 帰るべぇ』
「え もう?」
『もうって・・ もうお前4時だぞ?』
「あ もうそんな時間なんだ。」
俺たちは来た道を歩いた。
歩きながら
『ゆうしもゲイかぁ。 そんで俺のこと好きなのかぁ。』
「俺 ゲイじゃないよ!」
『え そうなのか?』
「うん。 だって俺男好きじゃないもん。」
『え・・ だってさっき。』
「あれ? ナオ男だったの?(笑)」
『あ! てめぇ(笑) !』
ナオが俺の髪をつかんでゆすってきた。
「あーあー 母さんにいえねぇな・・ 俺がゲイなんて知ったら
ショックだろうからなぁ・・」
『お前のお母さんならわかってくれるんじゃね?』
「てかさ。 お前の母さんお前に普通に戻れって言ってたジャン?」
『うん。言ってた。』
「それってさ。 お前の母さんにレズになれって言ってるのと同じ事じゃね?」
『あー 確かにね。』
俺たちはいっぱい笑った。
目が合うと、 すぐにそらしてしまう。恥かしいから。
4年間も一緒にいたのに・・
なんか両思いとわかると 4年間一緒にいたナオが
違うナオに見えて仕方ないのだ。
家に帰ってきた。
二人でただいまぁ という。
すると おかえりぃ と二人の女性の声が。
リビングを覗くと 俺の親とナオの親がお茶を飲んでいた。
「あ、 二人ともお帰り。ナオくんのお母さんがこんなに差し入れくれたよ。」
ナオ母「ゆうし君。ナオ迷惑かけてない?」
「うん。かけてないですよ。」
ナオ母「ナオ。 あんまりいちゃ迷惑だから明日あたり戻ってきなさいよ。
今度はゆうし君が泊まりにおいでね。」
今までとは全然態度が違う。
ナオ母「ナオ。 ちょっとこっちに来なさい。」
『うん・・。』
ナオと母は一旦外に出て行った。
俺と母は 普段の会話をしていたが
俺は母の言葉を受け流し、 ナオの事をずっと考えていた。
ナオの母親のあの態度の変わりようは 一体何を隠しているのか・・
早く知りたかった。
壁がある・・・・15
- by ゆうし at 12月21日(金)19時06分
- Number:1221190643 Length:2107 bytes
しばらくすると ナオと母親が戻ってきた。
ナオ母「じゃぁ ナオの事、よろしくお願いします。」
母親はナオをおき、俺の家を後にした。
「ナオ。俺の部屋でゲームしない?」
『うん。いいよ。』
俺はゲームする気はなく、 二人の間にどんな会話があったか知りたかった。
部屋につく。
「ナオ。 さっき二人で何話してたの?」
『あぁ・・。 なんか 母さん あれからいっぱい母さんなりに調べたっぽいよ。
ゲイについて。
でも やっぱ母さんは自分の子がゲイなんて信じたくないらしい。
でも。 いつまでもゆうしの家にいるわけにもいかないから、
早く戻ってきなさいって言ってた。 お前は うちの子で 過去の思い出を忘れる事できないし
お前を産んだ以上、責任もって育てないとお前がかわいそうだって言われて。
この前は少し言い過ぎたけど、 ちゃんとご飯とか作るけど。
お母さんは、ナオに普通に戻ってもらえるまでは あんたを認めない。
って言ってた。 でも とりあえずはあの家においてもらえるみたい。』
「そっか・・。 なんか寂しいな・・」
『寂しくない。 だってお前がいるじゃんか』
「そうだな。 つらくなったらいつでも来い!」
そして ご飯を食べて お風呂に入った。
さすがに二日連続二人で入るのは親に怪しまれるから
一人ずつ。
ナオが先に入った。
そして30分ほどで戻ってきた。 そして俺も入る。
俺がパジャマに着替えて 部屋に戻るとナオが俺の別のパジャマを着ていた。
「あ かってにたんす開けたな!」
『ちょっとパンツ一枚だと・・ 居心地悪いから わりぃ』
「!!!!! あ・・」
『へー お前 青〇〇 が好きなんだ。』
ナオは俺のたんすの中からエロ本を出していた。
「あ・・ いや ・・ だから・・」
『俺には 全く興味ねぇな。」
「あーもー 見るなよ!!」
これは俺がノンケ時代にオカズにしていたエロ本。
もう必要なくなったけど・・。
『俺 もう4日くらい抜いてない・・。』
「俺も。 お前が迷惑ばっかかけるからだ!」
『じゃぁ 抜く?』
「え お前が帰った後抜くからいいよ。」
『なんだ つまんね。 じゃ俺 抜くわ。』
するとナオはパンツをおろして抜き始めた。
壁がある・・・16
- by ゆうし at 12月21日(金)19時38分
- Number:1221193802 Length:4020 bytes
ナオの勃起したちんこを見るのは初めてだった。
『恥かしいから見ないでよ。』
「あ。。 はいはい。」
しばらくすると ナオが俺に近づいてきた。
『あ ゆうしたってるじゃん。』
「たってねぇよ!」
ナオが俺のちんこをズボンの上から触ってくる。
『ねぇ。 ゆうしの見せてよ。』
「みせねぇよーー」
『脱げよーー』
「嫌だよー」
ナオが俺のズボンに手をかけて脱がしてきた。
そしてパンツの上から触ってきた。
『こんなにたってるじゃん・・。』
「そんなに触んなよ」
『見てもいい?』
「みせねぇよー」
でもナオは俺のパンツを脱がした。
『すっげえ・・ 』
「そんな見るなよ。」
俺のちんこはもうMAX状態。。 ナオのちんこを見るとこうなってしまう。
ナオの手がふれた
俺もナオのちんこに触れた。
俺もナオも皮は剥けている。
俺はナオのパジャマを全部脱がした。
ナオも俺のパジャマを全部脱がした。
「ナオのこんな姿 初めて見た。」
『俺も・・ ゆうしのこんな姿 初めて見た。』
ナオが俺のちんこに近づき、口にいれた。
「なにやってんだよ」
ナオは黙々としゃぶりつづけた。
俺は気持ちよくてそのままナオにまかせた。
するとナオの口はだんだんとアナルの方に・・
「あっ・・ よせ・・」
俺の体はヒクンと動いてしまう。
指を一本いれられた。 「ナオ・・ 」
『ベッド いこう・・?』
「うん。」
ナオは俺をダッコして ベッドの上に投げた。
そして俺の上に重なった。
『ゆうし。 好きだ。』
するとナオの唇が俺の唇に重なった。
そして熱いナオの舌が入ってきた。
ナオの指は俺のアナルに入っていて
俺は声を漏らしてしまう。
『ローションもってる・・?』
「もってるけど・・ なんで?」
『ちょいもってきて。』
俺は女とHするときのローションをもってきた。
ナオは指にローションをつけて俺のアナルの中に2本指をいれた。
「痛い・・ あっ・・」
『愛してるから我慢しろ。』
「いみわかんねぇよ。。」
キスしながらナオは俺のアナルの中で指を動かす・・
『いれていい?』
「痛い・・?」
『痛いけど。。 そのうち気持ちよくなるよ。』
すると俺は今までに無い感覚に襲われた。
ナオのちんこが俺のアナルに入ると
『これ 俺の夢だったよ・・。』
と言って腰を激しく動かしてきた。
「痛い・・ いっ・・ 」
ナオは腰を振っている。
ナオってこんなにSだったっけ・・?
俺はナオにいろんな形をさせられた。
でも やっていくうちに・・ 気持ちいというか・・
俺のちんこが起って来た。
ナオが俺をバックで掘っている時に
腰を動かすのをやめた。
そして俺にぴたっとくっついた。
『ゆうし。 俺すっごく幸せだよ。』
「うん。 知ってる。」
するとナオがまた腰を動かした。
そして、
『あ・・・・いきそう・・』
『顔に出していい・・?』
「いいよ。」
ナオは俺の顔の前でいった。
男の精子を始めて飲んだ。
おいしいとはいえないけど・・ なんか愛液と呼ばれるだけあって
愛を感じるような味だ・・
『ゆうしもいきたい?』
「うん。」
『ダメー。』
「いきたい・・。」
『じゃぁ いかせてあげるな。』
ナオは俺をしごいてきた。
「ナオ・・ キスして・・?」
俺はしごかれながら・・キスをしている。
「あ・・ いきそう・・」
するとナオは俺のちんこを咥えた。
「バカ・・ おい!」
俺はナオの口の中でいってしまった。
そしてナオがまた俺にキスをした。
自分の精子の味がした。 ナオの精子と同じ味じゃん・・
「ナオ・・ お前ってそんなにSだったっけ・・?」
『あ んまぁ・・ ね。でも今日はちょっと興奮しすぎちゃった。』
「俺・・ 自分自身があんなMだとは思わなかった。」
『きもちよかった?』
「うん。」
『寝ようか。 服きちゃだめだから。』
「ははは どんだけだよ。」
そして俺らはベッドの中に入った。
目の前にはナオが裸でいる・・ また立っちゃうよ・・。
壁がある・・・17
- by ゆうし at 12月23日(日)21時58分
- Number:1223215813 Length:1864 bytes
朝になって
俺は目を覚ました。
隣にはナオが寝ている。
俺は妙な気持ちになった。
俺は男とやった・・・。
それも 親友と。 その親友は裸で隣に寝ている。
よくある”何をやっているんだ俺は”という感情に近いかな。
そんなことを思いながらナオのほっぺたをさすってみる。
ナオは気持ちよさそうに寝息をたてて寝ている。
俺は毛布の中に顔をいれてみた。
やっぱり俺もナオも裸だ・・。
よく見ると、ナオのアンダーヘアーはストレートなんだ・・
珍しいな・・・
俺はナオのアンダーヘアーを触っていた。
ストレート・・ すごいな。 きれいだな。
『なにやってんだよぉ』
「あ。わりぃ 起こしちゃった?」
『なんだよおめぇ まだやりたりないのかよ(笑)』
「いやいや。ちょっとお前のちんこ見てたらさ、お前の毛ってまっすぐなんだな。」
『あー 珍しいよなこれ。でも嫌いじゃない。』
「ふーん。 」
『俺もうちょっと寝たいから抱き枕になって。』
「え、 どうすればいいの?」
『こっちきて?』
俺はナオの方を向いてナオの胸に顔をうずめた。
『これでいいよ。』
「・・・」
しばらくするとナオの寝息がまた聞こえてきた。
俺は目を閉じた。 ナオを起こさない程度にナオの体をさすってみた。
ごっつごっつしてる・・・ やっぱ男の体だなぁ。
俺も眠りに入っていたようだ。
・・・
『ゆうし 起きて 』
「 んあ?」
『起きた!』
「うん。 俺 起こされた。」
『うん。起こした。』
「今日帰っちゃうんだろ?」
『うん。 帰るよ。 今度はお前が俺っちこいよ。』
「うん!」
『じゃ 約束のチューは?』
「・・・」
ナオの舌が入ってきて、俺はナオのリードに任せた。
やばい・・・
起つ・・
するとナオの起ったちんこと俺のたったちんこがぶつかった。
俺らは恥かしくなって笑いあった。
服を着替えて ナオは家に戻った。
ナオ 大丈夫かな・・・?
壁がある・・・18
- by ゆうし at 12月23日(日)22時22分
- Number:1223222228 Length:2155 bytes
夏休みも終盤に近づいて、
俺がナオの家に行く日も明日と迫っていた。
俺は支度を済ませ、
いつものようにナオとメールしていた。
あれから俺らは毎日メールのやりとりをするようになった。
特に絵文字があるわけじゃないけど
ナオといっぱい話したいから絵文字なんて打ってる暇はない。
電話だってしたけど 電話は高いから・・。
最近母親からこんなことを言われる。
「ゆうし。ケータイいじりながらニヤニヤするなー。気持ち悪い。」
ははは。ごめんなさい。
俺はナオの自慢話とか、その日あったこととか。
ナオが送ってくる写メとかが好きだ。
俺もナオのために写真も撮るし、何か自慢できることはないかって探す。
ナオも俺がとった写メとか楽しみにしているから。
2泊のナオの家のおとまり。夜11時ころ。ナオの家に向かった。
ナオの母と会うのはきまずい・・
「おじゃまします。」
ナオ母「おっす。 この前はナオがお世話になってごめんね。」
「あ、いえいえいえ。 大丈夫っす。」
ナオ母「ゆっくりしてってね。 でも 変な事しちゃだめだよ。」
「ハハハ(汗)しませんよ・・」
ナオの母親は色々と俺らの事知ってるからなんにもできない。
『こんばんわ。』
「こんばんわ。」
・・ 「何笑ってるんだよ。」
『笑顔って言えよ。 お前がきたから嬉しいんだよ。』
「バカか。俺の方が嬉しいわ。」
俺は荷物を降ろしてナオに抱きついた。
あ ちなみにここはナオの部屋。
「ナオの厚さが好き。」
『厚さ?』 「うん。この体の厚さ。好き。」
『ちゅーしようよ。』
「してもいいよ。」 『今日はお前からしろよ。』
「なんでだよ。恥かしいじゃんか。」
そういいつつ俺はナオにキスした。
『今日、やらない?』
「お前 母さん怪しむだろ。 我慢しろよ。」
『そうだね。 風呂入った?』
「入ってきたよ。」
『わかったよ。 じゃ 寝ようか。』
『明日。 この前行った小学校いかない?』
「なんで?」 『思い出いっぱいな場所だからだよ。』
「そっか。 確かに 思い出だらけだね・・。」
いろんな意味で・・
『また、バスケットボールもっていこうね。』
「うん。」 『タンクトップと短パンでね・・。』
「うん。」