H体験?談 過去ログ(L-138)
貴さんの体験?談 (夏休み)


夏休み 1

  • by at 10月30日(金)17時16分
  • Number:1030171651 Length:4483 bytes

それは、もう10日ほどで夏休みになる日の放課後の事だった……
(当時僕はバレーボール部の部活を6月辺りから行かなくなっていた。中学時代にはレギュラーになってたりもしたのだが、僕の進学した高校は大会などでも優勝するほどのバレー部だった。レベルも高く同じ1年の部員もやはりレベルが高かったので だんだんと部活 に行かなくなった。)
そんな放課後に下駄箱で靴を履き替えていると、後ろから僕を呼ぶ声がした。
『オ〜イ! 小林ィ〜 !!』 (仮名)
振り返るとバレー部の1年上の先輩の井ノ上先輩(仮名)だった。
井ノ上先輩は僕より多分10センチ以上は高い長身(僕は173センチ)で 色黒な山田孝之+綾野剛……みたいなスッキリとした顔立ちのカッコいい先輩。
入部したばかりの僕に色々と優しく教えてくれた。僕は井ノ上先輩を背が高くてカッコいい先輩だなぁと思っていた……
その先輩から声をかけられ
僕は『あっ どうも ……』
と気まずくて下を見て返事をする。
井ノ上先輩『部活に行かないのか?』
オレ『あっオレ、6月から行ってないんです……』

僕は先輩に怒られるかと思っていたのだが
意外な返事がきた。

井ノ上先輩『俺も部活に出て無いんだ』
オレ『えっ?そうなんですかっ。どうしたんですか?』
井ノ上先輩『多分、レギュラーは無理だしな。1年のあの2人(小学生から少年バレーをしていた) が新人戦に選ばれるだろうしな』
僕も同じ考えだっだった。
オレ『 僕もレベルが高くて無理だと思って、退部考えています。』
そんな話を学校の下駄箱でしていた。

先輩が『小林、暇か?』
オレ『はい。帰るだけです。』
井ノ上先輩『近くのモ○バーガーに行かない?オレ腹減った。』
……僕は少し嬉しくて、心臓がドキドキしたのを思い出す。
僕は多分、顔を赤くしながら
『はい。』と言った。

学校からは直ぐのバーガー屋で井ノ上先輩と僕は
部活の事、好きな音楽の事、先輩が来月の8月が誕生日だって事などを時間を忘れてはなしていた…

窓の外を見るともう夕暮れてて、
携帯で時間を見ると6時半を過ぎている。

井ノ上先輩『アッ!もうこんな時間っ !ゴメンな帰るかっ』

僕はもう少し一緒に居たいなーって思った。

店を出るともう薄暗い歩道を二人並んで歩く。

通る車のライトで照される井ノ上先輩の横顔…。
下から眺めて照れくさいのを隠して話していたのを今でも良い思い出だ。
どのくらい歩いてからだろう?
先輩に僕が『あのっ、僕の家……逆なので……』
と言うと。
先輩がビックリした顔をして
キョロキョロと周り見て
『えっ?反対なの?もう8時になるぞぉ。どうするんだあ?』
とオドオドしていた。
僕もその時間にはビックリしたが、
大丈夫な事を伝えて安心してくれた。
それでも先輩と僕は名残惜しく歩道で話をしてた。

井ノ上先輩『家逆だったら、早く言えよっ、気を使ってくれてアリガトなっ、お前、良いヤツだな〜』

と向かい合って
右手で僕の左肩をポンポンと叩いた。
あの先輩の手の感覚は今でも憶えている。

しかし。
僕は9時過ぎに家に着くと
母に凄く怒られた(´д`|||)


その夜はなかなか寝付けなかった。

次の日は相当な寝不足だった。……
昼休みには机でウトウトしていた。
クラスの女子に肩を揺さぶられて起きると
女子から
『2年のナントカって人が来てんだけど、部活サボってるから、呼び出しじゃない? カッコいいけど……』的な事を言っている。
頭ん中でヤバい!けど……カッコいい人? ダレだ?
教室の入り口を見ると井ノ上先輩だった。
クラスの女子達がヒソヒソ話を背中で聞きながら、

井ノ上『昨日は大丈夫だったか?』
先輩も教室の女子達が先輩をチラチラ見ながら話しているのが気になり、少し赤くなりながら聞いてきた。何だか僕も赤くなりながら
『はい。』
と恥ずかしくって、返事するだけ。

井ノ上先輩『それなら良いやっ……
(少し長い間があり……)
…………アドレス教えてくれ…… 。 』
と先輩は携帯を出したが、

僕は昨日の寝不足のせいで携帯を忘れた!
それを伝えると、メモを僕の手に差し出した。
井ノ上先輩の顔はもう真っ赤です。
僕もこれ以上赤くなれない程の顔の赤さで
顔が熱くなっているのがわかる。
先輩はそれだけ渡して自分の教室へ戻って行った。僕はと言うとメモ貰って嬉しくてドキドキして身体全体の血が早くなって流れるのを感じながら先輩の後ろ姿をずっと見ていた。

………わざわざメモまで用意してくれたのも嬉しくて何だか泣きそうなくらい……

その後クラスのいつもウルサイ四人組の女子達に
『呼び出し?』 『辞めるって早く言わないからァ』『カッコいいよね!』『名前は?』『彼女とかは?』『あの人モテそう。』……等質問攻めだった。

井ノ上先輩はカッコいいもんなあーって、
改めて思いましたね(*´∇`*)

その日の夜にメールをと思ったんだけど、何を話せば……『今度一緒に買い物に行きませんか?』
『今テレビ何観てますか?』……
本当、。
……何てメールすれば良いのかわからない。

何度もメールの文を打っては消してが
続いてる毎日で毎日が寝不足になりました(。>д<)
そんな毎日で夏休みに入ってしまった。

折角、井ノ上先輩が僕の教室まで来てくれて教えてくれたアドレスなのに……考えては凹んでしまって……
僕はこの夏休みがツマラナイ毎日で。
(僕は………好き……なんだなって…井ノ上先輩が……好きなんだなって…)


夏休み 2

  • by at 10月30日(金)18時02分
  • Number:1030173604 Length:6080 bytes


ある8月の登校日の事だった。
僕は校門を入り下駄箱へとトボドボと進むと、井ノ上先輩がいました。僕はハッっ!声になら無い声を出して先輩を見た。
井ノ上先輩『連絡しないんだな。』
先輩は少し怒っている様子だ。
オレ『すいません。』 僕は多分、泣き出しそうな顔をしてしまう。
井ノ上先輩『いや、したくなきゃ、別に……』
何だか今度は寂しい表情。
井ノ上先輩『俺は小林のアドレスとか知らないからメールも出来なかったし……。』
そうだった。夏休みの前のあの日僕は携帯を忘れて先輩からメモを貰って、お互い恥ずかしくって、僕が教えていなかったんです。

何かを言ったら、言い訳になりそうでした。

僕は『何度かメールをしようと思ったんです。でも何て送ったら言いかがわからくて、つまんない事言ってメールしたら……迷惑かなっ と……』
結局言い訳を……女の子みたいに……
僕は少し涙目だった。

井ノ上先輩は前にしてくれた時の様に僕の肩をポンポンと叩いて、『そんな 気をつかわないでメールして良いのに 』と また ポンポンと…
僕は『すいません。』って思わず下を見て先輩にバレない様に少しだけ涙いちゃいました。

後日、井ノ上先輩から泣いてたのはバレてたと言われましたが…(ノ_<。)

僕も先輩にアドレスを教えた。

学校の帰りは久しぶりに井ノ上先輩と一緒に帰えって 、 そしてこの前のモ○バーガーへと。
また色々と話をした。
オレ『何 今 テレビ観てますか?……何てメールしても ダメかなって』
井ノ上先輩『なんでも良いからメールすれば良かったのに…、俺は反対に迷惑なのかなって…思ってたよ。』
正面から見つめられて
改めて カッコいいなァ て思った。
そして僕は明後日は井ノ上先輩の誕生日だと言うこと思い出した。
オレ『明後日先輩の誕生日ですよね!?』
井ノ上先輩『良く覚えてたなっ』
……井ノ上先輩が赤くなっている。
僕も赤くなった。

そしてちょっと経ってから
井ノ上先輩『明後日、海に行こっか?』
オレ『海 イイな〜 行きます!』
そんな会話をして帰りは井ノ上先輩が僕の家の方向に一緒に来てくれた。
本当 優しい人だ。

そして当日、
朝9時に駅前で待ち合わせをした。
朝から楽しみ過ぎて20分前に到着……
オレ『えっ? 』
井ノ上先輩『小林 早いなっ!』


二人で電車に乗り新宿で乗り換えて江ノ島へ…
僕はまるでデート気分だった(o^−^o)
井ノ上先輩もそうだと良いのになっ、
何て思う……。


江ノ島に着いて、色々と海の家をぐるっと廻って
井ノ上先輩『ここで良い?』と決めた。
そして更衣室…
一緒に着替えますが見るのも見られるのも恥ずかしくって、背中を向けて着替えてしまう(///∇///)
本当は……少し………(照)


二人でシートに横になり、海の家のスピーカーから流れる音楽なんかを聴いたり、今度は服を買いに一緒に行く約束をしたり、缶ビールを1本買い『苦いねっ』何て飲んだの思い出します。

本当に楽しかった!!!

もう午後3時過ぎた頃
帰る事に……
帰りの電車で先輩から
井ノ上先輩『この後はどうしよっか?』
オレ『えっ? どうしますか?』
井ノ上先輩『俺ん家に 来る?』
オレ『えぇっ? 良いンデスカ?』

ちょっと突然で声…絶対 うわずった!
井ノ上先輩『全然 良いよ。』
オレ『じゃっ! お願いします……(照)』

地元の駅に着き 井ノ上先輩の家に着くまで
もの凄いドキドキとワクワクとが頭ん中ごちゃごちゃになりながら向かった。

先輩の部屋は2階の手前の部屋だった。
井ノ上先輩『俺、なんか飲み物持ってくる。何がイイ?』
オレ『何でも大丈夫です。』
………僕だけが部屋に残る、

あっ! 部屋ん中が井ノ上先輩の匂いだなぁ…
まず そう思った。
オレ『キレイにしてるなァ 先輩はベッドなんだ
掃除はお母さんしてるのかな? オレの部屋は呼べないな 』 何て考えながら立って待っていた。

先輩が戻る『これでイイ?』
コップに氷とコーラとポテチ
オレ『ありがとうございます』
井ノ上先輩『なんだ その辺 座れよ!』
先輩はベッドに座り、僕はその向かいにあぐらで座
った。

井ノ上先輩『俺先に風呂入って来てイイ?
体 ベタベタで 気持ち悪いし』
と 1階にある風呂場に行ってしまった。

…………
部屋全体を見渡す……ベッドに座って
先輩はここで寝てるんだぁ
ちょっと枕に自分の頭を……
井ノ上先輩のいつもの何倍も匂いを感じた
ずっと このままで居たいなぁ …… ……。


オレ『あっ! 寝てしまった』
朝からの疲れで僕は先輩のベッドでそのまま寝てしまっていたようだ。
周りを見ると井ノ上先輩はカーペットの上に横になりテレビを観ている。
オレ『すいません!!! 寝ちゃってました。』
先輩は笑顔で『気持ち良さそうに寝てたから起こさなかった』

先輩に僕の寝顔見られた!!(照)
スゴく恥ずかしかったなっ…
時間は夜の7時半だった。

井ノ上先輩『晩飯どうしよっか?』
オレ『あっ んー …』。
井ノ上先輩『腹減ったよな。』
オレ『はい。』
…………実のところ、緊張で腹なんか減ってる場合ではない感じだった。

井ノ上先輩『泊まってく?』
オレ『あっ。。。 』
先輩の部屋に初めて来て 泊まり ……
考えもしないことなので 僕は 下向いて…
何も『あっ。。。』 しか言えなかった。

井ノ上先輩『そうだよな 家の人が心配するな』
と 先輩が心配してくれた。
とっさに僕は
オレ『でも 大丈夫かもしれないので電話して聞いてみます!』

実際 僕の母はそんなにウルサイ人では無いので
呆気なく『良いけど、ご迷惑じゃ無いの? 』 『お家の方にご挨拶させて』
オレ『大丈夫だよぉ 恥ずかしいから良い』

そんな感じで井ノ上先輩の家に泊まる事に……

そうなると僕は…落ち着かなくなった
………大好きな先輩の家に泊まる!
考えると 夏休みの前では あり得ない事だ!

井ノ上先輩『小林 も 風呂入ってくれば』
オレ『はい。』

先輩に1階の風呂場に案内された。
『バタン!』 ………ドアを閉めて
1人になる………わからないけど深い溜め息が
『ハァーーッ』 と出る。

扉の外から
井ノ上先輩『着替え置いとくから〜!』
オレ『はい。 ありがとうございます。』

僕は返事をして一先ずシャワーを浴びた。

サッパリとしてタオルで身体を拭いていると脱衣場には洗濯機があり脱衣かごには先輩のさっきまで着ていたシャツとハーパンとパンツが……。

スゴくドキドキしたッ!!
良くない良くない良くないッ と思ったが
井ノ上先輩のシャツ、パンツを手に取り……
深い深呼吸を何度もした。
頭の中で『オレ 変態だ』って 思った。

でも
先輩のTシャツの脇とパンツの男の匂いが
オレのあの部分を刺激した。

井ノ上先輩『晩飯どうしよっか?』

はっ!咄嗟にかごに戻して

『あっはい! 何でも!』
と焦ってしまって返事するだけ(*_*;

晩飯は近くのコンビニで買って済ませた。

聞くと
井ノ上先輩の家はお母さん、お姉さん、の3人家族でお姉ちゃんはもう社会人で家には居ないそうだ。お母さんも一昨日から実家に用事出来て帰ってるとの事……

ヤバい…この家に先輩と僕と二人きりだ。


夏休み 3

  • by at 10月31日(土)06時18分
  • Number:1031061319 Length:1609 bytes

ヤマさん ありがとうございます。
あんまり エロさは無いんですが‥
良かったら読んで下さいね。


コンビニの弁当も食べ終わり
先輩と部屋でテレビを観て時間が過ぎる。

僕は緊張してあまり話す事も出来ず
先輩に背を向けてテレビを観ていた。

先輩はベッドで横になりながら
テレビを観ているが……。

どのくらい時間が経ってからだろうか。

『スーー。』 『スーー。』
と聞こえてくる。

僕は振り向くと
先輩は寝息をたてている。
テレビが観えるように右向きで寝てしまっていた。

僕はそっと
先輩に近づいて
眠っている先輩の顔をじーっと眺める……

あぁ〜
こんなに長く先輩の顔を見るのは初めてだな……

いつもは恥ずかしいし、照れくさいし、
井ノ上先輩と目が合うと……
直ぐ目を外して下を見るし……。


先輩ってまつ毛長いんだな
元々黒いけど海に行って焼けたかなぁ先輩?
あっ 左の頬の真ん中にホクロが2つ並んでるんだぁ……。なんて思いながら見ている。

なんだか凄いドキドキとしていた。

『んんんーん』
って寝返りして反対の壁側を向いてしまった(涙)

『あっー残念だなぁ』
て思いながら
足元のタオルケットを先輩に掛けてた。

時計を見るともう少しで日付けが変わるとこだった。

僕は照明を小さいのにして
もう少しテレビを見るつもりだっだが
いつの間 か眠ってしまっていた。



……僕の背中から寝息が聞こえる
そして 枕だと思ったら
色黒のひきしまった腕だった。
ふと 後ろを見ると眠っている先輩の顔が目の前だ。
僕は驚いたが
うつむいて眠っている先輩のオデコにキスをした。
その瞬間に目を覚ました先輩が僕の上になり
僕の唇に先輩は唇を重ねてきた……
僕は戸惑いながらも先輩の背中に手をまわし
ギュッて抱きしめた……。




井ノ上先輩『朝飯 出来たぞ!』


えっ!?

完全に夢だった。

今でも あの起きたら 夢だった。 は
鮮明に覚えて過ぎるっ(´д`|||)


夏休み 4

  • by at 11月3日(火)13時30分
  • Number:1103132027 Length:2978 bytes

まーくん さん ヤマさん
読んでくれてありがとうございます。
あんまり盛り上がりにかけるけど………( ´△`)
良かったら読んで下さいね。


僕は
先輩に起こされる。
オレ『あっはい。』

今度はガッチリと
寝てる所を見られしまった……

しかも あんな夢も見てた 僕は
しっかり 朝起ちをしていた……(。>д<)

しばらく ボーーッ としているふりをして
朝起ちしたのが戻るのを待つ……。

変な寝言 言ってなかッたよな?
朝起ち見られてないよね?

……なんて考えていた……

井ノ上先輩『どうした? 下で食べるよっ』
と 1階へ降りていった。

もう10時……。

やっと僕の……。 落ち着いたので階段を降りる。
降りた右手にキッチンがあり先輩がいた。

キレイに片付いてあるキッチンだった。
やっぱり 先輩以外が女の子だけ的な キッチン。

テーブルには
ご飯と味噌汁、 焼き鮭、ハムエッグ、サラダ……。

オレ『凄い。』
と頭ん中で思ったまま言葉が出てた。

井ノ上先輩『お母さんが仕事で遅い時は
良く作るんだよ。
まぁ 簡単なのしか出来ないけどな 』

井ノ上先輩先輩の
お母さんは看護師さんで夜勤も有るらしく、
良くお姉さんとご飯を作っていたらしい。


先輩って、スタイル良いし、顔だってイケてる、
性格も優しいし、料理もする……
本当 モテる要素が満載なんだ……

そして1歳しか変わらないのに
ナンカ大人だなぁって… 思って
僕ナンカ 全然ダメだなぁ……

井ノ上先輩『あれ? 嫌いなの有ったか?』
『トマト嫌い?』

また先輩に気を使われた。

オレ『あっ いやっ 凄いなって思って……
料理なんて 出来ないから……。』

オレ『いただきます!』
『うわっ 味噌汁 旨いです!』

井ノ上先輩『おっ よかったァョ!』
って笑顔の先輩……

先輩が笑顔になると 目がタレ目になって
日に焼けた顔に
より際立つ白い歯……。

本当……
大好きな先輩の笑顔 !

井ノ上先輩『あっ 小林は ソースだっ!』
僕は ビックリした 。

井ノ上先輩『目玉焼きは 俺は今日はしょうゆッ』

カッコいい先輩が可愛らしく見えた……

朝食もそろそろ食べ終わる頃

井ノ上先輩『今日はどうしよっか?』
『小林が良かったら今日も泊まんない?』
『お母さん明後日まで帰らないんだよ。』
オレ『……。 』

井ノ上先輩『2日は厳しいよな?』
オレ『一度 家に帰って 聞いて来ます』
井ノ上先輩『また気を使わなくて良いからな
無理すんなよ。』
『けど 小林と居ると楽しいしな……。』

井ノ上先輩が天井見て 照れている様だった。

そんな風に言ってくれて 凄い嬉しかった……。
オレ『じゃ ちょっと家に』
井ノ上先輩『一緒に行こうッか?
その方が家の人安心するだろうし 』
オレ『えっ? 』
井ノ上先輩『よしッ! 俺 食器洗うから
小林は行く準備しとけ!』
オレ『あっはい。』

先輩はなんだかウキウキしてる(o^−^o)

井ノ上先輩『その後 買い物行こうッか?』
オレ『あっ…… はい!』

僕は2階の先輩の部屋へ行き着替えに行った。


夏休み 5

  • by at 11月3日(火)15時19分
  • Number:1103151918 Length:1964 bytes

先輩と僕は
狭いバスの二人席に並んで座って
僕の家に向っている。

平日の昼間のバスは空いていたが
なぜか 僕たちはくっついて座った……。


……井ノ上先輩の肩がビッタリと触れる。
半袖から出た先輩の腕も僕の腕にビッタリと触れて
バスが揺れる度にその接触した部分が増す……。

このまま ずっと 隣に座ってたいな 。
なんて思いながら
右肩と腕に意識が集中していると。

僕のタイト気味の
黒のハーフパンツのジッパー部分が
膨れてきてしまったのが目立つ(///∇///)、
僕はショルダーバッグで隠した。

次は○○○三丁目 とアナウンス され
今まで寒いくらいだったバスから降りた。


オレ『ここから 5分くらいなんで』

井ノ上先輩は僕の後ろを
あまり慣れてないだろう街並みを
キョロキョロとしながら付いてきていた。

井ノ上先輩『いきなりで 大丈夫かな?』
『失礼なヤツとか言われない?』

先輩がちょっと心配している。

僕が着替えてる時に母に連絡した事を伝えた。

井ノ上先輩『そっかァ 良かった』
先輩の緊張した顔も良かったけど
笑顔に戻った先輩 良いなって……思う。


僕の家に着くと
井ノ上先輩がまた緊張した顔つきに、

ドアを開けて『ただいまァ 』 と
言いきる前に ……

スリッパのパタパタとはや歩きの音が……。
母がよそ行きの笑顔で玄関に来た……
母 『あっ いらっしゃい!』
『昨日はお世話になって
お家方 ご迷惑じゃ ……。……。……。』

……長かったから 覚えてないが。
このまま玄関で話すの?って
恥ずかすくて 真っ赤な顔の
僕が言ってやっと終わった。

でも 井ノ上先輩は
そのお陰か緊張がほぐれた様子だった。

リビングに座っても 母は 話を続ける。

先輩と母が話している風景が
照れるが 嬉しかった。

けど…多分 このままだと 夕方 父が
帰って来ても 話してると思う。
母のお話好きに
少しだけなら似たかったな〜って……

オレ『これから 先輩と買い物 行くんだよ。』
母『そうなのぉ〜 』
残念そうな母だった……。
母『この子 中学の時から
センスが無いから 井ノ上さん
色々 アドバイスして上げて下さいね!』


ひとまず。
井ノ上先輩が来たおかげで
僕はもう1日 先輩の家に 泊まれる事になった!!


夏休み 6

  • by at 11月3日(火)17時07分
  • Number:1103170712 Length:2672 bytes

ヤマさん まーくん
コメ ありがとーございます。
毎回 「井ノ上先輩 」と書き込む度に
何だか幸せな気持ちになるんです!
けど…文章がいまいちなので 上手に伝わらなくて……。また懲りずに読んで下さい。



地元の駅から 井ノ上先輩の提案で
原宿に行った…。

なんでも
お姉ちゃんが美容師のインターンなんだとか
先輩も良くその店でカットモデルをしている。


……裏原…… 馴染みのない感じだし
自分の服装が大丈夫なのか な
僕は全身を見渡してみる……。 ちょっと違う……
なんて思いながら……先輩と並んで歩く。

井ノ上先輩『姉ちゃん 久しぶりだし、
会ってって良いかな?』
ガラス張りのお店……。 おしゃれ過ぎて……
僕は
井ノ上先輩の後ろに
しっかりくっつく様に付いてく……。

店員『あっ マサくん!! お姉ちゃん?』
井ノ上先輩『居ますか?』

姉『まさ○○ッ! 今日は忙しいから
カット 無理だよッ!』

ハキハキとした。
とても キレイな人だった……。
先輩と同じでスラッとした人でおしゃれだった……。

姉『あっ 友達? 』
井ノ上先輩『学校の後輩 の 小林 』
姉『はじめまして まさ○○の姉です。』

話し方が美容師っぽいな……って思った。

オレ『はじめまして……。(照)』

姉『ごめんなさいねぇ
今日はカットは無理だから 今度 私が家に帰ったら
練習させてね!』
オレ『あっ はい。』 ……。

と 先輩とお姉さんは手を振って。
お店のみんなにも軽く会釈して店を出た。

オレ『緊張しました!
あんな店行った事無いから』

井ノ上先輩『今度 姉ちゃんの練習
付き合ってな 結構上手になったよ!』

先輩のいろんな事が知られて嬉しかった。

僕たちは色々とお店を回って古着屋で
程度の良いTシャツを2枚を僕は買った。

……そのTシャツは今でも夏にはヘビロテ……
でも 大切に 着てます!!!

先輩もダメージの少ない キレイ目のデニム?
を買っていた。


帰り道……。
井ノ上先輩『今日は夜は カレー作ろっかな?』
『姉ちゃんに会ったら 作りたくなった』

オレ『あっ 食べたいっ!!』

夏休み前に
初めて一緒に歩いて話した歩道で……

お母さんが夜勤の時は お姉ちゃんと
あんまり料理とか知らない時に良く作っていた
思い出があった事を……
先輩が話してくれた。


………… ……。
その時
何だか 涙がてできたのを 思い出しました。

あの時の僕の気持ちは 嬉しんだけど、
でも色々と話を聞いて
お姉ちゃんとふたりきりで
さみしい思いしたのかなって……。
いろんな事を思って たんだと思う……。

みっともないくらいに声を出さないで
泣いていたのを 思い出す。

井ノ上先輩『どう したの? 』
『だいじょうぶ ? 』
オレ『ごめんなさい。 なんか
色々と話しを聞いて……。』

僕 多分 酷い 顔だ。

井ノ上先輩『ごめんなあぁ。
小林は 本当 イイヤツだなぁ……。』



井ノ上先輩はうつ向いて
今日は両手で
いつもの様に肩をポンボンとしてくれた……


夏休み 7

  • by at 11月10日(火)14時55分
  • Number:1110145559 Length:2538 bytes

まーくん 颯さん ありがとう
あんまり面白く無い内容だし
辞めようと思ってたんですが……。
良かったら、読んで下さいね。


先輩の家に着いたが……僕が大泣き……
したせいで

二人とも ナンカ気まずい…… 感じに……

でも
それでも

井ノ上先輩は
手際よくカレーを作ってくれて。

僕は手伝いたいと言った……。

ただ
晩御飯が遅くなるばかりになっていたが……

先輩は 嫌がらず 僕に 野菜の切り方なんかを
教えてくれている……。


……僕は
井ノ上先輩が 昔
お姉ちゃんとカレーを作っていた時は
こんな風だったのかな……?
なんて 思っていた。

…………もう出来たのは夜9時になってた……。

井ノ上先輩『ヨシッ!
小林の 初カレー 食べるか!!』

オレ 『作るのジャマしてすいません。 』


井ノ上先輩『おっ うまいじゃんっ!』
オレ『あっ ホントだっ
美味しいですね!』


…………そして

食べ終わると
2階の先輩の部屋に移動する。


時間は 11時を過ぎていた……。

井ノ上先輩『昨日は布団も出さなくてワリィー』
オレ『あっ全然 大丈夫です!』
井ノ上先輩『今持ってくる待ってて。』
オレ『あっ 本当
掛けるのだけで大丈夫ですよ! 』

井ノ上先輩『じゃぁ 今日は
ベッドに一緒に寝るか!』と
先輩が言った。

オレ『 !?』
あの時の僕はビックリして声が裏返って
『えっ? あっ オレは下で大丈夫ですよ!』


井ノ上先輩『また 気 ィ使うなよ!』
『寝るぞ!』 って
ベッドの半分を空けてくれた。

…………僕は心臓の位置が ここに有るんだっ!!
って 解るくらい ドキドキとしていた。

オレ『あっ ありがとうございます』
と言って
井ノ上先輩の左隣に横になる…………。

薄暗い部屋で先輩と僕は 仰向けでいた…………

狭いシングルベッド…………
僕は
先輩に触れない様に寝ていた。

しばらくして
井ノ上先輩が…………突然
『俺 小さい頃 弟が欲しくて…………
小林みたいな弟が居たら良いよなぁ。』

オレ『………… 。』
僕は…………心臓の音が自分の耳にまで聴こえるのが解るくらいにドキドキしていた……。

井ノ上先輩『寝た?』
オレ『あっ 起きてます。
オレ は
一人っ子なんで
お兄ちゃんが欲しかったな……。』

何だかとても小さな声で
僕は言った…………



静かに時間が流れる……。
それで もう多分 1時間は軽く過ぎた頃

井ノ上先輩『手 握って良い?』
オレ『あっ 良い ですよ…………』

先輩の左手がそっと僕の右手を握った……。

僕はどうしたら良いのか解らず
手に
力を入れずにいた……。


井ノ上先輩『小林 イヤなら外そっか……。』
先輩も緊張してか
カラカラの声で言った。

返す言葉が浮かばずにいる僕だった……。

井ノ上先輩『ごめんな。 悪かったな……。』 と

手を離してしまった……。


夏休み 8

  • by at 11月12日(木)02時38分
  • Number:1112023144 Length:4089 bytes

たっくん まーくん
颯さん ヤマさん ♪さん
ホント読んで頂いてありがとうございました。
そうですよね。 そろそろ
クライマックスですよね。
ホント
改めて あの時の事を文章にすると
色々と思い出せて良かったです!
ありがとうございました!




井ノ上先輩は 手を離すと

『ごめんな。』って ……

また 気を使って くれた……。

けど……。

ホントは 僕は もっと ずーっと
手を離さないで欲しかった……。


気まずい
薄暗い部屋ん中で…………

僕たちは 眠れずに お互い 気になりながら
カーテンの向こう側が明るくなるまで……。
そのままだった……。


………… んっ? …………寝てる?
オレっ?

何だか 井ノ上先輩の匂いが近い…… そして
とても 居心地が良かったのを
今でも 憶えている……。

そう 前の日に夢みた時の様に
枕だと思ったら 先輩の腕だった……。 が
現実になっていたんだ!


朝になッたかな?
までは 記憶にあったが……。

気がつくと
井ノ上先輩の腕が!
僕の首の下にあった!

夢と違うのは
お互い向き合っている!!

僕のオデコに井ノ上先輩のアゴがくっついてる……
と言うか、 先輩の
胸の中で寝ている!!!

井ノ上先輩の硬い胸板に頬がくっついてある。


何だか 僕は
オレ『ウワッ!?』…………。


井ノ上先輩『 起きたか?』
『また 寝ても いいぞ 』
って
僕の頭を先輩のアゴがトントンって……。



僕は
とにかく 恥ずかしいけど
先輩の腰にまわした手をグッとしていた……

…………眠ってしまった僕が
先輩にペタッと抱きついた…………
…………との事だった……。


オレ『ごめんなさい。』
井ノ上先輩『んっ? なんで?』
オレ『あっ イヤ。』

井ノ上先輩『ビックリしたけど
嬉しかったよ。 寝てるから
おまえのオデコにチュッ て してた。』

僕は 恥ずかしいから
先輩の胸ん中で顔を 隠してたんだよな…………


先輩が話し出す。

井ノ上先輩 ……… ……
『俺 おまえが 入部した時
良いヤツだなって ……。』
『おまえは いっつも 気を使って 』

…………さっきから僕を小林じゃなくて
『おまえ』って……
その響きが 何だか……。
胸が ギュッ て なって

僕は嬉しかった。


井ノ上先輩『気 使って 絶対 イヤだ
って……。 言わないし………… 』
部活ん時も そうだしな……。』

あっ!
そう言えば ネットの片付けの時を
思い出す。
入部したての頃 1年生が誰もしてくれなくて
井ノ上先輩が一緒に手伝ってくれて……。

練習試合の準備とかも
2年生のマネージャーしてた先輩と準備してた…。
そういうところ
井ノ上先輩は見ていてくれたんだ……。

先輩は話しを続けた

井ノ上先輩『俺な さっきの帰りん時
おまえが泣いた時 …………
俺 ホント 嬉しかったし、
俺も涙出た…………』

『そういう所が 俺は 』


腕枕してくれてる先輩……。

僕の肩を力強く抱いてくれた。


僕は先輩の胸ん中で
先輩が涙声だとわかった。

僕も井ノ上先輩をギュッと抱き返した。

井ノ上先輩 『なっ 小林 』
オレ『 ん はいっ』

何だか…… 先輩の鼓動が早いのが分かる……

そんな瞬間だった……。


僕のオデコにあった井ノ上先輩のアゴが
下がってきたんだ……


そう キス だ。


僕 あの時は 頭ん中 真っ白だった……。

今思い出すと 体ん中 の
細胞とかが………… なんだろう? 跳ねてる?
みたいになってた。 と思う。
んー表現力が ……。


そう…… そして
その後……僕 また 泣いてしまって …………


井ノ上先輩『 あっ! ごめんな。』
『もう しないから! なっ 』

オレ『 すいません。』

井ノ上先輩『ごめんなぁ ごめんなぁ 』って……。
先輩がオドオドして 僕の顔を覗きこむ。


オレ『うれしくて オレ
ホント うれしくて…………』

今 思うと あれだけ ボロボロと泣いて。
先輩を困らせて
気を使わせてばっかでした……。


井ノ上先輩『 そっか…………良かった。』と
ホッとして
もう一度 僕を
胸ん中にギュッと抱いてくれた。

そして また 僕たち 長いキスを した……。


夏休み 9

  • by at 11月26日(木)09時15分
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井ノ上先輩と僕は
どのくらい 長い キスをしたんだろう………

もう外はとっくに朝になっている。

井ノ上先輩のお母さんがそろそろ帰えるので
僕は早々に準備をした。

井ノ上先輩『ごめんなッ』
『今日 また会えるか?』
オレ『……はい 』


僕はさっきまでの事が
恥ずかしやら
照れ臭いやら ……で
先輩の顔が見れずにうつ向いて返事を…

井ノ上先輩『無理しなくて良いんだぞっ』
『小林 いつも我慢するからなぁ…』

背の高い、先輩が背を丸くして
心配した顔で
僕の顔を覗き込んだ…

優しい ……
井ノ上先輩にまた
気を使わせて…しまっていて…


僕は……
『一緒に…………』
『もっと一緒に居たいです……』 って ……。

またうつ向いて また涙目……


本当は『井ノ上先輩が好きです!』
っと
言いたかったんだけど……。
なんだか恐くて
言えない自分がもどかしくて
涙いたんだなって……。
……思う

井ノ上先輩『ありがとな〜 』
って 先輩の胸元に僕の顔があたる感じで
先輩の家の玄関先で、
井ノ上先輩が抱きしめてくれた。


サヨナラのチュッ的な………(*ノ▽ノ)
本当はしたかった…
けど (^o^ゞ

そのまま 先輩の家を出る。


帰り道は昨日の出来事を思い出しながら
ニコニコしたり1人で照れたり……して
周りから見たら
相当な危険な人だったでしょうね……。

僕ん家に着く頃にはもうお昼過ぎで
母『お帰りなさいッ』
『井ノ上さんは?』『一緒じゃないの?』
『お買い物は? 』『お金は足りたの? 』
『2日もお世話になってお礼しないと! 』……。
『パパもお会いしたいって』
『今度はいつ来られるの?』……。


オレ『一緒じゃないよ 』
『今日は また 会うけどね…』

母『本当に! 』
『今日は家に泊まってもらったら?』
『ご迷惑かしらねぇ?』
オレ『ぇ?』
『勝手に決めないでよ!』
母『し○○(僕の名前)のお兄ちゃんが
出来たみたいよね!』
『みんなでご飯 食べましょ!!!』
勝手に盛り上がってる母だった……。

とにかく……僕は自分の部屋へ逃げて
井ノ上先輩に家に着いたことをメールした……。

携帯がなり、先輩から直ぐに返信が…
井ノ上先輩『今日は会える?』

オレ『大丈夫です!』と 返信した。

井ノ上先輩『小林の家の近くまで行くよ』
って返事が着た。

午後3時に
僕ん家の近所の
バス停で待ち合わせる約束をした。

昨日からほとんど寝てないので
ほんの1時間だけ寝てから行くつもりだった…

オレ『ハッ!』(゜ロ゜;!
目覚めると もう約束の時間を過ぎている!

とにかく!
急いで玄関を出て約束のバス停に

通りに出てバス停に向かう途中で…
遠くから歩いて来る
背の高いスラッとして……。
一目で
井ノ上先輩だと直ぐにわかった。

先輩も気付いて大きく手を振ってくれている。

オレ『ごめんなさい。』

井ノ上先輩『寝てたなぁ?』
『昨日 寝てないしな。』

オレ『すいません』
その後
僕たちは ただ 歩くだけだけど
なんとも 嬉しくて楽しくて
自然に笑顔だったのを 思い出される。